我が子の通う都立中高一貫校の初めての授業参観に行ってきました。
2時間目からの参加でしたがあまり参観に来ている方はおらず、皆さん3、4時間目を見れば十分という感じなんでしょうね。
授業はどの教科もアクティブラーニングを取り入れるなど、子どもに飽きさせない工夫がされていて面白そうでした。
英語などは歌を歌ったりゲームをしたり、アニメや映画を見たりとかなり遊びに近い感じで、これで中学校の英語で大丈夫なの?と思うくらい、授業の進捗具合は思ったよりスローペースでした。
ただ、これは理解を深めて基礎を固めていくことを重視する学習方針だそうで、クラスの中に落ちこぼれを作らないことでチームの中でリーダーシップを発揮させることをはぐくむ狙いだそうです。
なるほど、私立の進学校であれば特待生を受け入れるなど、個人の成績重視ですが、やはり公立だけあって、生徒全員での成長を考えていくということなんですね。
さて、そんな中で、都立中高一貫校に合格した子たちに共通するような特徴を見つけたのでご紹介します。
それはズバリ、男の子も女の子も、親とのコミュニケーションがしっかりとれているな、ということです。
授業参観のあとに保護者会があったのですが、どの親御さんもけっこう子どもの日常を把握されていました。
誰と仲が良いとか、そういう話ではありません。
例えば、授業がどこまで進んでいるのか、テスト勉強はどのように進めているのか、学校生活では勉強以外では委員会などでどのようなことに取り組んでいるのか。
そういった学習にまつわる細かいところの内容を、親がしっかりと把握されているんです。
女の子であれば会話をしているんでしょうし、男の子であれば学校から配布されるプリントや、ノートの内容をチェックしてあげているとかだと思いますが、コミュニケーションの方法は様々でしょう。
とにかく親が子と一緒に内容を把握できているという感じでした。
受検の時の話を聞いても、やっぱり塾任せにするのではなく、親が勉強を見てあげているようでした。
教えるという点では、父親が教えている割合もけっこう高いと思いました。
母は体調やスケジュール管理、父は学習管理、という感じで分担している感じかもしれないですね。
親と子のコミュニケーションの密度というのが都立中高一貫校の合格には大切なんだなと改めて気づかされました。