わが子の受検について親として取り組んだこと、6月の2回目です。
塾からは今はまだ過去問に取り組む時期ではないということで、習っていない分野があっても焦らなくて大丈夫と言われたものの気になった私。
何かやれることはないかと考えた結果、取り組むことにしたのは、
早い段階から適性検査の雰囲気を掴むために、都立中高一貫校の問題集がダメなら、私立の中高一貫校、もしくは適性検査型の入試を導入している学校の過去問題を見てみよう、ということでした。
早速、2018年 私立中学 思考力・適性検査型入学試験問題集をネットで購入。
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これならenaの授業で被ることもないだろうと思いました。
結果的に、この過去問集の問題はenaの授業では出なかったはずなので予想は的中しました。
さて、実際に届いたものをまたパラパラと見てみたのですが、まず最初に思ったのが、
解答の解説が乏しいということです。
enaの金本は、11校の3ヶ年分の問題しか収録されていないので、物量は少ないですが、けっこう解説がしっかり書いてあります。
一方、私立過去問集の方は、2018年の全国の適性検査型私立の問題が網羅されているので物量は多いのですが、その分、基本的に解説なしで答えしか書いてありません。
これでは解答は分かっても、どういう思考でその答えに辿り着くのかが分からないので、解き直しが難しいんです。
いや、分からないわけではないんです。
ただ、親がちゃんと時間をかけて解答と解説を読んで一緒に解いてあげないと、子どもに説明するのが大変なんです。
これは厳しいなと思い、先生に聞いてこさせることにしましたが、ena の先生も初見でいきなり問題を見せられて解説してって言われてもできないんです。
「ちょっと時間ちょうだい」と言われて、結局、かなりラフな解答と解説が返ってきたのが2週間以上経った後、という…。
上手くいかないですね。
では、この私立中学適性検査型入学試験問題集は無意味だったかというと、そうでもありません。
この時はかなりガッカリしたんですが、後々、これが非常に活かせる問題集になる時がきました!
それは、秋口ごろからの取り組んだ、適性検査Ⅰの作文対策です。
作文の下地となる文章読解の問題集として、私立中学適性検査型入学試験問題集は非常に良い教材となりました。
けっこう難しいテーマや文章で出題している学校があるし、2つの文章を読んで解答するタイプの問題もけっこうありました。
適性検査Ⅰの読解のトレーニングとしては数多くの問題に取り組む必要がありますが、算数や理科と違って、何度も同じ問題を解き直してもそんなに力はつかないと思います。
初めて読む文章から短時間で解答を導き出すというトレーニングの材料としてこれはうってつけだったとおもいます。
そんなわけで、親として6月に取り組んだことはあまり成果がなかったのですが、この時期に色々と試行錯誤をやっておいたことで、後々にその失敗を活かせたんじゃないかと思います。