2020年都立中適性検査の問題分析です。
今回は、両国中の適性検査Ⅲについてです。
両国中の適性検査Ⅲは独自問題になります。
両国 適性検査Ⅲ 問題分析
例年同様、大問1、大問2という形式でした。
大問1は、会話文の中から計算に必要な情報を正しく読み取り、式に表していくというタイプの問題で、理解力と正確性、計算スピードが求められる問題でした。
小問1は、光の速さについての問題で、単位に注意しながら8桁の割り算を行うという問題。
小問2は、ソフトボール投げの記録を、「ヤード」「フィート」「インチ」という単位を使って表すという問題。
小問3は、会話文の中で商店街にある12のお店の名前が与えられたうえで、どの店がどの位置にあるのか特定するのにまだ不足している情報が何なのかを答えさせる問題。
小石川では定番となっている大きな桁の計算や単位換算問題なので、対策をしていたという子がいたらラッキーだったのではないでしょうか。
いずれも数学的な思考で情報を整理する能力が試される問題だったと思います。
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大問2は、パズル問題でした。
マス目状に配置されたAからPまで16の点をルールにしたがって移動していった場合についての問題です。
小問1は、 移動してできた線画が、線対称であるが点対称でない形になるものか、点対称であるが線対称でない形になるか、どちらかを一つ答えさせる問題。
小問2は、ルールに従って移動した場合に獲得する得点を答えさせる問題。
いずれも定規を使って解答欄に書く必要があります。
与えられたルールを正しく理解して答えを考える必要がありますが、小問2は、力業で適当に線を書いていってしまうと時間がなくなってしまうので、分析力とひらめきが必要な問題だったと思います。
というわけで、例年の両国同様、数学的な思考力を試される出題でした。
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