都立中高一貫校受検塾最大手のena(エナ)が、政府が発表した新型コロナウイルス感染症対策の方針に従い、3月4日から3月24日まで小中学部授業を自宅で視聴できる映像授業に切り替えると発表。
つまり、塾に通うことなく自宅にいながら授業を受けられるようにネット配信を行うということです。
目次
授業のネット配信概要
enaが2月28日の時点で発表した内容によると、3月4日(水)から、小中学生向けの新学期の対面授業をすべて停止。
その代わり、授業を映像でネット配信するそうです。
enaのテキストに沿った学習内容の授業をすべてena本部内専用スタジオで撮影、enaのホームページ上に掲載するとのことです。
普段と授業と同じ時間になったら、該当の授業の映像をenaホームページに掲載するということなので、普段と同じペースで授業が受けられます。
受講方法としては、ena生徒の専用のパスワードを用意するということなので、当然ながら受講生以外は見れないようになっています。
映像授業は公開から24時間は視聴が可能ということなので、ありがたいですね。
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enaが東進、スタサプに対抗か
今回の「授業のネット配信」対応については、現状では3月24日までということですが、今後のコロナウィルスの問題の状況によっては変更になる可能性はありそうです。
コロナウィルスの問題が話題になり始めたところで、都立中高一貫校受検塾の中でイベントを中止にするなどの対応が一番先行していたのがenaでした。
実は、以前から一部の授業をネット配信で行っていたこともあり、どうやら授業のネット配信は前々から準備していたようです。
とりあえずは3月24日までの対応ということなので、ネット配信に切り替えていくという方針かどうかは定かではありませんが、その可能性は高いのではないかと思われます。
受検塾でネット配信といえば、東進ハイスクールが有名だと思いますが、イメージとしては大学受験なので、中学受検としては今までどこも取り入れていなかったネット配信にいち早く参入しようという狙いがあるのではないでしょうか。
リクルートが展開するスタディサプリが小学生、中学生に格安サブスクリプションのビジネスモデルで急速に勢力を拡大していることに危機感があったのかもしれません。
現状では都立中高一貫校の受検や適性検査にはスタディサプリは対応できていないため、enaにとっては競合ではないと言えるかもしれませんが、逆に適性検査に対応した授業のネット配信をenaが今後展開していくようなことがあれば、首都圏が中心に展開していたenaが全国区にビジネスを展開する可能性がありますね。
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