東京オリンピック2020が、2021年に延期されることが決定しました。
安倍首相と小池都知事の談話によると、
・東京オリンピックの中止はあり得ない
・2020年中の開催はない
・1年程度の延期とする
・名称はTOKYO2020のままでいく
ということがIOCのバッハ会長との間で確認されたとのことでした。
これから、各業界団体や企業に具体的な対応が決定していくことになると思いますが、
阿部首相やIOCの思惑では、
・1年くらいあればワクチンが開発できると見込んでいる
・猛暑の夏ではなく、1年後の春ごろに開催する方がよいのではという算段
というのがあるようです。
延期の時期は、結局のところコロナウイルスの感染が収まるかどうかにかかっているので、調整できるものではないと思いますが、ワクチンが開発されたり、パンデミックが収束してくる見込みがたってくると、改めて開催時期をどうするのかというのが利権者たちによって調整されるようになるでしょうね。
オリンピックは延長という最悪の場合の逃げ道があるからまだいいかもしれませんが、受験に延期というものはありません。
来年の2月、3月には必ず、受験が行われます。
そう考えると、受験生の親としては、どういったことを想定しておかなければならないのでしょうか?
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まず、このままいくと日本全国が1年間は自粛ムードが漂うことになり、自宅にこもっての勉強も増えるでしょう。
それは相当なストレスがたまる状況となるため、ストレス発散をどうやって上手くこなしていくのかという対策を立てておく必要があるでしょう。
また、年末から年明けという、受験直前の真冬になると、もしかしたら収束しかけていたコロナウイルスが再び猛威をふるうかもしれないという不安や、そもそもインフルエンザや別のウイルスが蔓延するかもしれないという不安も出てくると思います。
そうなると、再びイベントは自粛ムードとなり、直前対策の模試なども中止となることも想定されます。
そういった場合に備え、塾に頼らなくても、ある程度は自宅でカバーできるような対策を立てておく必要もあると思います。
こういったことを考えると、来年の受験を控える学生にとっては、この1年間はかなり辛い受験生活を強いられることになるでしょう。
親にとっては経済的な面でも不安を抱える1年になる可能性が高く、親子ともども、かつてないほどのストレスがかかった状態での受験ということになる可能性があります。
こういう非常事態では、これまでの経験に基づく成功例というのは通用しないので、過去の事例にとらわれず、今、目の前の子どもの状況をしっかりと見て、本当にこの子の将来のことを考えた時に今何をするべきか、子どもに何をしてあげるべきなのかをじっくりと考えたいと思います。
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