2021年の東京都立中高一貫校の高校受験倍率が発表となりました。
ここ数年、倍率が下がり続けている都立中高一貫校の倍率。
都立中高一貫校の高校からの生徒の受け入れは2021年で終了となりますので、今年が最後だったわけです。
コロナの影響もあって、今年は公立高校の人気が高まるのではないかともいわれていましたが、結果はどうだったのでしょうか。
高校からの受け入れを行っている都立中高一貫校は、白鴎、両国、大泉の3校です。
それぞれの受検倍率は以下の通りでした。
2021年東京都立中高一貫校 高校受験倍率 学校別
学校名 | 募集人員 | 受検人員 | 受験倍率 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
男 | 女 | 計 | 男 | 女 | 計 | 男 | 女 | 計 | |
白鴎 | 31 | 31 | 62 | 48 | 48 | 96 | 1.55 | 1.55 | 1.55 |
両国 | 31 | 31 | 62 | 38 | 31 | 69 | 1.23 | 1.00 | 1.11 |
大泉 | 31 | 31 | 62 | 28 | 32 | 60 | 0.90 | 1.03 | 0.97 |
合計 | 186 | 225 | 1.21 |
大泉が男子で1倍を切っているため、いわゆる定員割れの状態です。
つまり、受験すれば必ず合格する全入状態ですね。
女子も1.03なので、ほぼ全員合格です。
両国の女子も1.0なので、全員合格です。
白鴎は男女ともに1.55倍なので、都立高校の平均か少し高いくらいの倍率と言っていいのではないでしょうか。
いずれにしても、今年は厳しくなると予想されていた受検倍率ですが、ここ数年の傾向通り、下落したという結果でした。
毎年のことですが、中学受検の倍率からすると考えられないくらい低い倍率ですよね。
裏を返せば、それだけ中高一貫校という6年間教育への需要が高いということを示していることになります。