2021年2月9日(火)に都立中高一貫校の受検合格者が発表されました。
それを受けて塾ごとの合格者も発表されていますのでご紹介します。
今回は、進学塾の大手、栄光ゼミナールの合格者数を見ていきます
目次
栄光ゼミ 2021年~2019年都立中 学校別合格者数
学校名 | 2021年 | 2020年 | 2019年 |
---|---|---|---|
小石川 | 17 | 22 | 25 |
白鴎 | 29 | 22 | 30 |
両国 | 16 | 36 | 25 |
桜修館 | 33 | 39 | 51 |
富士 | 22 | 19 | 23 |
大泉 | 14 | 19 | 23 |
南多摩 | 20 | 22 | 25 |
立川国際 | 6 | 20 | 18 |
武蔵 | 7 | 16 | 18 |
三鷹 | 19 | 35 | 29 |
九段 | 23 | 13 | 27 |
合計 | 206 | 263 | 295 |
合格者数は、2021年2月24日の時点でホームページに公開されている合格者数です。
東京都内公立中高一貫校全体で206名となりました。
2020年と2019年は、2月12日時点の数字だった(はず)ので、完全に比較できていないことをご了承ください。
栄光ゼミの場合、合格者数のカウントをかなり厳密に設定しています。
以下、公式サイトからの引用ですが、
公益社団法人全国学習塾協会が定める基準に沿って、栄光ゼミナール・栄光の個別ビザビ・Z会エクタス栄光ゼミナール・E-style・アシスト学院に在籍した生徒のうち「受験直前の6ヵ月間の内、継続的に3ヵ月以上在籍していた生徒」「正規の学習指導を30時間以上受講している生徒」をカウントの対象にしているとのことです。
具体的に言うと、enaのように「10時間以上の受講実績」程度では対象にしないということですね。
さて、合格者の3年間の推移ですが、残念ながら右肩下がりで下落しており、下落率も約30%となり、かなり厳しい状況です。
内容的にも、小石川、桜修館、武蔵、両国といった偏差値上位校の下落が激しくなっています。
栄光ゼミの指導レベルが落ちているのか、それとも都立中高一貫校を受検する栄光ゼミ生徒数が単純に減っているだけなのか、その辺りのデータが取れないので何ともですが、合格者数の推移結果だけを見ると、栄光ゼミナールに通わせて合格できるのか不安になってしまうレベルの下落です。
余計なお世話かもしれませんが、合格者数のカウントを厳密にやってくれている正直さは素晴らしいのですが、合格者数が減っているなら、合格者数ではなく合格率を表示するとか対策しないと、単純に指導力が低下して合格を勝ち取りにくい塾だという印象を持たれてしまうので、気を付けた方がいいのではないかと思います。
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