公立中高一貫校のはてなブログ

このブログは、全国の公立中高一貫校の受検について考察するブログです。 受検倍率や大学合格実績のデータ収集、適性検査問題の分析、受検勉強法、教材(進研ゼミ、Z会、ブンブンどりむ)や塾(ena、日能研、栄光ゼミ)の体験談口コミを紹介しています。 2019年に都立中高一貫校に合格しました。

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桜修館中の受検対策まとめ 適性検査の傾向分析 おススメの勉強法

東京都立中高一貫校の難関校の一つ、桜修館中等教育学校の受検対策についてまとめてみました。

 

適性検査Ⅲがなく、都立中高一貫校の中ではどちらかというと文系なイメージがありますが、理系問題もおろそかにできない配点構成となっているところが特徴です。

偏差値は最上位群で、受検倍率は女子が高めになっています。

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目次

 

 

得点配分

適性検査Ⅰ 20%

適性検査Ⅱ 50%

内申点   30%

 

適性検査Ⅲがなく、適性検査Ⅱの配点比率が50%となっています。ただし、適性検査Ⅱの大問1は桜修館の独自作成問題となる算数分野の問題で、これが他の学校で言うところの適性検査Ⅲにあたると考えていいでしょう。

また、適性検査Ⅰは配点比率20%と最も低い割合ですが、こちらも桜修館独自作成となる特殊な問題のため、注意が必要です。

 

 

適性検査Ⅰの配点

読解問題・作文  100%

2つの文章の要旨を説明させ、それについて短い質問に基づいた400~500字の作文を書かせる癖の強い問題です。

配点はほぼ作文のみとなるため、しっかりとした対策が必要です。

 

適性検査Ⅱの配点

大問1(算数) 40%

大問2(社会) 30%

大問3(理科) 30%

大問1が独自作成問題です。今年は、多数の単元から複数の問題が出題され、まんべんなく基礎が身についていることが求められていました。

大問2、3は共同作成問題なので他の都立中高一貫校と同じく、ミスを減らして確実に得点を重ねる慎重さと、時間内にすべての問題を解く集中力が問われます。

 

 

 

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桜修館対策の勉強法

適性検査の分析結果から、論理的思考が身についていることが非常に重要だと感じます。

適性検査Ⅰの作文については、伝えたい内容を文字に起こし、文章を組み立てるという作業に論理的思考が欠かせません。

さらに、適性検査Ⅱの大問1の算数分野についても、単なる計算力や作業の正確性やスピードを評価しようとしているのではなく、論理的に答えを導き出す思考をしているかどうか、というところを見られていると思います。 

かなり都立中高一貫校が全体的に共通化しつつある中では、桜修館の独自色は一層際立ってきていると思われ、それだけに、対策を立てて学習するための教材も準備が難しい点だと思います。

できれば、しっかりと分析をしている塾に通った方が合格の近道になるのではないかと思います。

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