公立中高一貫校のはてなブログ

このブログは、全国の公立中高一貫校の受検について考察するブログです。 受検倍率や大学合格実績のデータ収集、適性検査問題の分析、受検勉強法、教材(進研ゼミ、Z会、ブンブンどりむ)や塾(ena、日能研、栄光ゼミ)の体験談口コミを紹介しています。 2019年に都立中高一貫校に合格しました。

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都立中高一貫校の模試で偏差値が乱高下してしまうときの対処法

都立や公立中高一貫校の模試での偏差値が乱高下して安定しないことに不安を感じる親御さんは多いのではないかと思いますが、私の経験からすると、そこはあまり気にしなくてもいいんじゃないかと思います。

 

今回は、模試の偏差値が乱高下してしまう時の対処法について書いてみたいと思います。

 

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目次

 

模試の結果が悪かった!どうすればいいの?

都立や公立中高一貫校の適性検査は、問題の向き不向き、当たり外れの個人差が大きく、常に高い点数を取り続けるということは難しくなっています。

 

塾の合格体験記などで公開されている合格者の模試成績データを見ればわかりますが、ほとんどの子が6年生で受けた模試の成績乱でも乱高下を繰り返しているのが分かると思います。

 

得意なはずだった教科でいきなり低い偏差値をとったりすることも当たり前です。

 

私立中学組からすれば、そんな偏差値を取ってしまったら、驚き絶句して、今までの勉強方針に大きな間違いがあったのではないか?と不安になってしまうようなこともあるでしょう。

 

我が家の場合も、ちょっと偏差値が上がってきたなと思ったら、いきなり急落して元通り、ということを繰り返していました。

 

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模試の偏差値は気にしなくていい!

しかし、都立や公立中高一貫校模試では、それは気にしてはいけないということがわかりました。

 

とにかく知識量を問う私立の問題は、コツコツと努力して暗記をし続ければ右肩上がりに成績が上がっていくものです。

 

一方、都立や公立中高一貫校の適性検査は、思考力、発想力、作業力を総合した問題解決力を養う必要があり、この力が本当に身についているのかどうかは、適性検査の点数でも判断が難しいものだと思います。

 

例えば、発想力を問う問題については、過去に似たような問題を解いたことがある子と、全く初見の子とでは解答に差が出た場合、前者が正解で後者が不正解だったとしても、前者の方が発想力が高いとは言えないでしょうという話です。

 

都立や公立中高一貫校の適性検査は、このようなある意味「運」に近いような出題に出くわすことが毎回のように繰り返されるため、偏差値が高く出る模試と、低く出る模試が乱高下してしまうのです。

 

よって、受検本番までにたくさんの適性検査を解くことで、様々なタイプの出題を経験し、総合的な問題解決力を養っていくことが大切です。

 

模試で、これまで解いたことのないタイプの出題がされたら、逆に本番前に経験できてラッキーだった、と思うくらいでよいと思います。

 

我が子の場合でも、本番まで偏差値は一度も60を超えることはなかったですが、解けなかった問題を解きなおすことを徹底した結果、合格を勝ち取ることができたと確信しています。

 

そんなわけで、都立や公立中高一貫校の模試の成績が悪かったからと言ってあまり悲観的になりすぎることのないようにしましょう。

 

ちなみに、稀に、ずっと高偏差値を取り続けている子がいますが、そういう子は初めから塾などに行かずとも地頭の良さだけで適性検査を解くことができる、まさに「適性」のある子です。

 

そういった子の勉強法は、一般人には全く当てにならないので、間違っても真似しないようにしましょうね。

 

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