都立や公立中高一貫校の受験を考えた場合、どの塾に通うのが良いのかは一番の悩みどころだと思います。
enaが合格者数ナンバーワンだけどenaでいいのか。
この記事では、塾選びに迷う親御さんに向けて、受検塾の学校別合格者数をご紹介します。
目次
2021年 都立中高一貫校(九段含む)塾別の合格者数比較表
ena | SAPIX | 栄光 | 早稲アカ | 日能研 | 四谷大塚 | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
小石川 | 69 | 35 | 17 | 26 | 16 | 17 | 180 |
両国 | 63 | 3 | 16 | 2 | 4 | 7 | 95 |
白鴎 | 73 | 2 | 29 | 4 | 5 | 9 | 122 |
桜修館 | 66 | 8 | 33 | 6 | 24 | 9 | 146 |
富士 | 92 | 2 | 22 | 5 | 3 | 7 | 131 |
大泉 | 81 | 3 | 14 | 3 | 6 | 4 | 111 |
南多摩 | 85 | 0 | 20 | 5 | 1 | 6 | 117 |
立川国 | 112 | 0 | 6 | 4 | 2 | 5 | 129 |
武蔵 | 111 | 8 | 7 | 15 | 11 | 15 | 167 |
三鷹 | 100 | 9 | 19 | 7 | 4 | 10 | 149 |
九段 | 63 | 7 | 23 | 8 | 7 | 16 | 124 |
全体 | 915 | 77 | 206 | 85 | 83 | 105 | 1,471 |
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上記の数字は、中学受験塾の大手6社の都立中高一貫校への合格者数を表示しています。
2021年2月時点での各塾が発表していた数字をもとに記載しています。
繰り上げ合格などで塾側の追加カウントが出ている場合がありますので、正確な数字とは異なることをご容赦ください。
また、エナの合格者数カウントは、他の塾と比較して基準がかなり緩く、そのまま鵜吞みにすることはできません。
その辺りのことはこちらの記事で言及していますので、気になる方はご覧ください。
エナに決める前の注意点
さて、そのようなカウントの基準が異なるという事情があるにせよ、ダントツでエナが合格者数ナンバーワンということが一目瞭然ですね。
これだけ見ると都立中高一貫校を受検するのであれば、選択肢はエナ一択になるのではないかと思いますが、もう一つ注意する点があります。
それは、私立を併願するか、しないかによって見方が変わるということです。
エナはもともと、都立中高一貫校専門の受検塾として独自のカリキュラムによる適性検査対策で実績を伸ばしてきた塾です。
そのため、適性検査問題についてのノウハウは高いのかもしれませんが、私立難関校向けのいわゆる一般的な中学受験の対策ノウハウが他塾と比べてどれほどあるのかというのは怪しいところです。
都立中高一貫校の倍率は、かなり落ち着いてきたとはいえ、高いところであればいまだに6倍を超える、宝くじみたいな受検です。
落ちた時に地元中学に進学する腹積もりができているのであればよいですが、都立中に入れないのであれば、私立中学に入れたい、という併願受験を検討する場合は、私立の対策とのバランスを考える必要があります。
なので、都立中高一貫校の受検に専念するのであればエナが選択肢の筆頭となると思いますが、私立との併願受験となる場合は、私立難関校受験で実績のある塾で、公立中高一貫校受験コースがあるところを検討するという選択肢の方が良いのではないかと思います。
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