公立中高一貫校のはてなブログ

このブログは、全国の公立中高一貫校の受検について考察するブログです。 受検倍率や大学合格実績のデータ収集、適性検査問題の分析、受検勉強法、教材(進研ゼミ、Z会、ブンブンどりむ)や塾(ena、日能研、栄光ゼミ)の体験談口コミを紹介しています。 2019年に都立中高一貫校に合格しました。

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都立中高一貫校の塾はenaで決まりなのか。2021年合格者数比較表から考える。

都立や公立中高一貫校の受験を考えた場合、どの塾に通うのが良いのかは一番の悩みどころだと思います。

 

enaが合格者数ナンバーワンだけどenaでいいのか。

 

この記事では、塾選びに迷う親御さんに向けて、受検塾の学校別合格者数をご紹介します。

 

目次

 

 

2021年 都立中高一貫校(九段含む)塾別の合格者数比較表

  ena SAPIX 栄光 早稲アカ 日能研 四谷大塚 合計
小石川 69 35 17 26 16 17 180
両国 63 3 16 2 4 7 95
白鴎 73 2 29 4 5 9 122
桜修館 66 8 33 6 24 9 146
富士 92 2 22 5 3 7 131
大泉 81 3 14 3 6 4 111
南多摩 85 0 20 5 1 6 117
立川国 112 0 6 4 2 5 129
武蔵 111 8 7 15 11 15 167
三鷹 100 9 19 7 4 10 149
九段 63 7 23 8 7 16 124
全体 915 77 206 85 83 105 1,471

 

 

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上記の数字は、中学受験塾の大手6社の都立中高一貫校への合格者数を表示しています。

 

2021年2月時点での各塾が発表していた数字をもとに記載しています。

繰り上げ合格などで塾側の追加カウントが出ている場合がありますので、正確な数字とは異なることをご容赦ください。

 

また、エナの合格者数カウントは、他の塾と比較して基準がかなり緩く、そのまま鵜吞みにすることはできません。

 

その辺りのことはこちらの記事で言及していますので、気になる方はご覧ください。

 

www.tetsutyler.com

 エナに決める前の注意点

さて、そのようなカウントの基準が異なるという事情があるにせよ、ダントツでエナが合格者数ナンバーワンということが一目瞭然ですね。

 

これだけ見ると都立中高一貫校を受検するのであれば、選択肢はエナ一択になるのではないかと思いますが、もう一つ注意する点があります。

 

それは、私立を併願するか、しないかによって見方が変わるということです。

 

エナはもともと、都立中高一貫校専門の受検塾として独自のカリキュラムによる適性検査対策で実績を伸ばしてきた塾です。

 

そのため、適性検査問題についてのノウハウは高いのかもしれませんが、私立難関校向けのいわゆる一般的な中学受験の対策ノウハウが他塾と比べてどれほどあるのかというのは怪しいところです。

 

都立中高一貫校の倍率は、かなり落ち着いてきたとはいえ、高いところであればいまだに6倍を超える、宝くじみたいな受検です。

 

落ちた時に地元中学に進学する腹積もりができているのであればよいですが、都立中に入れないのであれば、私立中学に入れたい、という併願受験を検討する場合は、私立の対策とのバランスを考える必要があります。

 

なので、都立中高一貫校の受検に専念するのであればエナが選択肢の筆頭となると思いますが、私立との併願受験となる場合は、私立難関校受験で実績のある塾で、公立中高一貫校受験コースがあるところを検討するという選択肢の方が良いのではないかと思います。

 

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