2桁の掛け算を暗算するための公式を紹介していきます。
今回は、「3秒でできる!2桁のかけ算を暗算する方法!その2」ということで、3種類ご紹介します。
九九だけで都立中高一貫校の受検に臨むのは、竹やりで戦車に向かっていくようなものです(表現が古い)
これからご紹介するいくつかの暗算は、先日ご紹介した百ます計算の形式で、毎日少しずつ繰り返しやっていれば簡単に覚えられるので、4年生のうちにマスターさせておきたいと思います。
目次
1◆×1▲の暗算
まずは、11~19までの暗算です。
◆と▲は1~9のどの数字でも構いません。
では、12×13の場合で手順を説明していきます。
①1の位の数字を足し算します。 → 2+3=5
②①の答えに10を足します。 → 5+10=15
③②の答えを10倍します。 → 15×10=150
④1の位の数を掛け算します。 → 2×3=6
⑤③の答えと④の答えを足します。 →150+6=156
手順を説明すると5ステップとなりますが、実際には、①~③までで1ステップ目、④で2ステップ目、最後に⑤で3ステップ目くらいのイメージになると思います。
ちょっと練習すれば、おそらく2秒くらいで解けるようになるかと思います。
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■〇×■△の暗算
次は、10の位の数が同じで、1の位の数を足すと10になる場合の暗算です。
では、36×34の場合で手順を説明していきます。
①1の位を足して10になることを確認します。 → 6+4=10
②10の位に①の答えを足します。 → 30+10=40
③10の位と②の答えを掛け算します。 → 30×40=1200
④1の位の数を掛け算します。 → 6×4=24
⑤③の答えと④の答えを足し算します。 → 1200+24=1224
手順を説明すると5ステップとなりますが、実際には、①と②で1ステップ目、③で2ステップ目、④で3ステップ目、⑤で4ステップ目というイメージになるかと思います。
③は必ず10の位と1の位が0になるし、④は3桁になることは無いので、⑤の足し算は簡単です。
なので、こちらは3秒くらいで解けるようになると思います。
〇■×△■の暗算
最後は、1の位の数が同じで、10の位の数を足すと100になる場合の暗算です。
72×32の場合で手順を説明していきます。
①10の位が足して100になることを確認します。 → 30+70=100
②10の位を掛け算します。 → 30×70=2100
③②の答えに1の位を100倍した数を足します。 → 2100+200=2300
④1の位を掛け算します。 → 2×2=4
⑤③の答えと④の答えを足し算します。 → 2300+4=2304
手順を説明すると5ステップとなりますが、実際には、①と②で1ステップ目、③で2ステップ目、④で3ステップ目、⑤で4ステップ目というイメージになるかと思います。
2つ目に紹介した暗算と同じく、途中の計算は簡単なので、慣れればこちらも3秒くらいで解けるようになると思います。
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以上、3種類の2桁の掛け算の暗算方法をご紹介しました。
他にもいくつか簡単なものがあるので、またご紹介したいと思います。