公立中高一貫校のはてなブログ

このブログは、全国の公立中高一貫校の受検について考察するブログです。 受検倍率や大学合格実績のデータ収集、適性検査問題の分析、受検勉強法、教材(進研ゼミ、Z会、ブンブンどりむ)や塾(ena、日能研、栄光ゼミ)の体験談口コミを紹介しています。 2019年に都立中高一貫校に合格しました。

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朗報!都立白鷗が2023年から高校募集停止して中学の生徒募集規模拡大!

都立中高一貫校の白鷗高等学校附属中学校が、2023年度から高校からの生徒募集停止と、中学の生徒募集規模の拡大を発表しました。

 

これまで高校募集停止及び中学生徒募集規模拡大については、実施するとの発表はあったものの、具体的な時期がいつになるのかまでは明示されておらず、そんな中でコロナ感染症の拡大などが起きたため、どうなってしまうのか注目していましたが、大方の予想通り、2023年からの実施となりました。

 

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目次

 都立中高一貫校の高校募集停止年度

これですべての都立中高一貫校が高校での入試をやめ、原則、中学からの入学生のみになります。

すでに2021年(令和3年)から富士と武蔵が募集を停止しました。

そして来年2022年(令和4年)からは両国と大泉が募集を停止します。

最後に残った白鴎が2023年から募集を停止して、これで10校すべてが募集停止となります。

 

ちなみに、立川国際だけは付属小学校が開校するため、小学校からの持ち上がりで小中高一貫校となりました。

 

 都立中高一貫校の高校募集停止がもたらす影響とは

都立中高一貫校の高校募集停止がもたらす影響としては大きく2つです。

 

1つ目は、これですべての都立中高一貫校が6年間同じ生徒を一貫して教育していくという、名称通りの本来の体制になったということです。

 

高校から生徒を受け入れてきた学校は、高校入学生用に高校一年生時に持ち上がり組との調整という対応が必要でしたが、それが不要になりました。

これまではそのデメリットがあったとしても、新しい生徒を受け入れて切磋琢磨させることが結果的に生徒の教育にプラスに働くという判断だったと思いますが、数年間の実証実験の結果、やはり中高一貫校は中高一貫で教育すべき、という結論に至ったということでしょうね。

 

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2つ目は、高校募集停止の裏側で起こる、中学募集枠増加による、受検倍率の低下です。

都立中高一貫校の中学受検倍率は、開校当初からは落ち着いたものの、ずっと高止まりしていました。

その一方で、高校での都立中高一貫校の受検倍率は年々下がっていて、昨年では1倍を割る学校もあったくらいです。

 

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それが、中学受検での募集人員を増加させることで、受検倍率は下がることが予想されます。

 

2021年に募集人員が増加した富士と武蔵は、大幅に受検倍率が下がったので、今年の両国と大泉、そして来年の白鴎も同じく倍率は下がると予想されます。

 

以下に東京都の公立中高一貫校の2020年と2021年の受検倍率の比較表を作成したので参考にしてみてください。

 

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今年小学4年生のお子さんで白鴎の受検を考えていた親子さんにとっては朗報以外の何物でもないんじゃないでしょうか。

白鴎はとくに人気の高い高倍率校だっただけに、受検を目指す親子にとってはうれしい変更だと思います。

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