※2021年6月24日更新 数字に誤りがありましたので内容を修正しました。
千代田区立九段中等教育学校の2021年(令和3年)春卒業生の大学進学実績が公開されました。
コロナ禍での厳しい受験となりましたが、九段中等教育学校は安定した実績を上げているようです。
目次
2021年 九段中等教育学校の難関国公立大学合格者数
大学名 | 現役 | 既卒 |
東京大学 | 3 | 1 |
京都大学 | 0 | 0 |
東京医科歯科大学 | 1 | 0 |
一橋大学 | 1 | 1 |
東北大学 | 3 | 0 |
名古屋大学 | 0 | 0 |
大阪大学 | 0 | 0 |
北海道大学 | 2 | 0 |
東京工業大学 | 2 | 0 |
東京外国語大学 | 1 | 0 |
神戸大学 | 1 | 0 |
お茶の水女子大学 | 0 | 0 |
筑波大学 | 3 | 0 |
横浜国立大学 | 2 | 0 |
千葉大学 | 2 | 0 |
合 計 | 21 | 2 |
九段中等教育学校の難関国公立大学合格 分析
合格者数は、現役生と既卒生に分けて集計しています。
難関国公立大合格者数が最も多かったのが日本の最高学府である東京大学への4名というのはすごいですね。
ちなみに、国公立大学合格者数の合計は、現役生で30名、既卒生で10名、合計で40名の合格者数だったそうです。
一方、表には記載しませんでしたが、その他の有名国公立大学への主な合格者数をあげておきます。
東北大学に3名
山形大学に2名
東京都立大学に3名
東京学芸大学に2名
合格した生徒の医学部への合格者数についても公開されています。
国公立私立を合わせて、現役で10名、既卒生で9名、合計で19名でした。
また、海外への大学への合格者についても公表されています。 各大学へ1名ずつの合格で、合計11名の合格でした。
メルボルン大学、オーストラリア国立大学、モナシュ大学、グリフィッシュ大学、サルべレジーナ大学、エンディコット大学、ロジャーウィリアムズ大学、ラセル大学、ウィートン大学、ウースター大学、サンディエゴ大学
九段中等教育学校の1学年の生徒数は約160名ですので、そのうち、30名が国公立大学へ合格しているということは、単純計算でおよそ2割の生徒が国公立大学へ進学するということになります。
素晴らしい成績ですね。
また、現役での難関国公立の合格者数が21名なので、学年で成績上位13%にはいっていれば、これらの大学への合格を狙えるということになります。
九段中等教育学校の場合は、海外大学への進学率も6%以上ある上、私立の難関校のみ受験するという生徒もいると考えられるので、定期テストの成績が上位30位くらいに入っていれば、国公立大学は狙えるのではないかと思います。
また、九段中等教育学校が発表している進路データによると、卒業生の約34%が社会学系、約22%が文学系、約16%が教育系となっており、文系の進学が7割を占めている状況です。
ちなみに、理系とよばれる工学系が約11%、理学系が約7%、そして医療系は約9%となっています。