この記事では、東京都の公立中高一貫校への合格を目指すなら知っておいた方がいいことをご紹介します。
今回ご紹介するのは、「受検当日の適性検査開始時間に頭が一番働くように、生活を朝方に切り替える方法」です。
目次
都立中の適性検査は午前中で終了する
都立中高一貫校の適性検査は、多い学校で3科目、少ない学校で2科目です。
科目数によって終了時間は変わりますが、いずれにしても午前中で終了します。
以下が、3科目受検の場合のスケジュールです。
集合時間 | 午前 8時30分 | 時間 |
---|---|---|
適性検査Ⅰ | 午前 9時00分~午前 9時45分 | 45分 |
休憩 | 午前9時45分~午前10時15分 | 30分 |
適性検査Ⅱ | 午前10時15分~午前11時00分 | 45分 |
休憩 | 午前11時00分~午前11時30分 | 30分 |
適性検査Ⅲ | 午前11時30分~午後 0時15分 | 45分 |
見ていただいて分かる通り、9時から検査が開始されるので、この時点で頭がフル回転できるよう、しっかりとした睡眠と早起きが必要になります。
つまり、「朝型の生活リズム」になっていないといけないということです。
直前で生活習慣は変えられない
もし、普段から早寝早起きの習慣がないのに、適性検査の直前に生活リズムを変更しようとすると、かえって体調不良の原因になるのでよくありません。
大人であれば数日や数週間、数カ月程度の期間で、上手く生活リズムをシフトすることができるかもしれませんが、子どもはまだまだ自分の基本生活リズムを形成しようとしている段階なので、リズムを変えること自体が大きな負担になってしまいます。
この生活リズムシフトの負担を減らしならが朝型に変更するには、時間をかけて少しずつシフトしていくしかありません。
慣れるまでの期間は個人差が大きいので、いつから始めればいいのかは一概には言えませんが、うちの場合は、10月頃から朝型の生活リズムにシフトするようにしました。
睡眠時間も個人差がありますが、うちの場合は、夜10時過ぎに布団に入り、朝の6時半に起床するという計画を立てました。
最初の数カ月はなかなか起きられなかったり、起きてもボーとしていたりという感じでしたが、5カ月目くらいには、朝型の生活リズムが定着できたように思えました。
広告
夜型から朝型へシフトする方法
時間をかけて早起き習慣をつけよう、といってもなかなか上手くいかないものです。
単に計画をするというだけでなく、実行するための工夫をすることも大事です。
そこで、わが家で行った朝型へシフトするための方法をいくつか紹介します。
①就寝2時間前にはテレビは見ない
寝る直前にテレビやタブレット、スマホなどを見てしまうと、刺激が強くて睡眠の邪魔になってしまいます。
テレビやタブレットを使うのは就寝の2時間前までと決めて、それ以降は使わないようにしました。
②一緒に朝ごはんを食べる
朝ご飯を決まった時間に一緒に食べることで、睡眠だけでなく生活リズム全体で同じ行動をするということに体が慣れていくのではないかと思います。
また、朝ご飯の時に会話をしながら食べることで、寝起きの頭が働きやすくなるという効果もあると思います。
③家事手伝いをさせる
これも生活習慣全体を計画的にするということの一環です。
毎日、決められたことを決められた時間にやることで、体にリズムが生まれると思います。
うちの場合は、風呂掃除をやってもらっていました。
④同じ時間にお風呂に入る
お風呂に入るのは、就寝の3時間前を目途に入ることをおすすめします。
就寝の直前に入る方が良い、という意見もよく聞きますが、入浴後すぐは目がさえてしまってなかなか眠れないので、2,3時間くらい経過した方が体温も落ち着いてきてちょうどよく眠れる気がします。
また、できるだけいつも同じ時間に入ることで、入浴をきっかけに体が就寝に向かってリラックスしていくようになるとも言われています。