都立中高一貫校の受検の際に必要となる「報告書」ですが、小学校の先生に記入をお願いする際の注意点をまとめてみました。
目次
先生に話す時期は早い方がいい
都立中高一貫校を受検することを決めたら、6年生のできるだけ早い時期に担任の先生には意志を伝えた方がいいでしょう。
先生としては、評価や報告書の記入のための時間を確保しなければらならなくなるので、その分、本来の業務を先にかたずけたり、後回しにしたりといった準備期間が必要です。
実際に報告書を記入するのはずっと先だとしても、そういった事前の段取りが先生側に必要になってくるということを考慮して早めに話をしておきましょう。
また、同じクラスに中学受験をする子が複数いると、余計に大変なので、自分以外にも受験生がいるようであれば注意しましょう。
先生に話をするのは、できれば保護者会や面談など、直接会ってお願いする方が誠意が伝わっていいでしょう。
その際に、実際に報告書を渡す時期がいつで、記入して戻してもらうのがいつなのかを伝えるようにしましょう。
先にお話ししたように、期日が分からないと先生も対応が難しくなってしまいます。
報告書は残業対応、テレワーク不可
中学受験の報告書の記入は、本来の業務ではないため、完全に残業にあたります。
記入するのは担任の先生でも、それを他の先生が確認したり、チェックしたりするといった学校もあるそうで、その上で、校長からハンコをもらったりするので、かなり時間がかかります。
また、テレワークが浸透しつつある中ですが、個人情報となる報告書は、自宅に持ち帰って作業することは禁止されており、かならず学校で作業しなければなりません。
本来無かったはずの業務をわざわざ職場に行って残業してやらなければならない。
これがどれだけ精神的に辛いことか、テレワークに慣れてきた方だとよくわかっていただけると思います。
報告書はまとめて渡す
都立中高一貫校だけでなく私立を併願する場合、併願校でも報告書の提出が必要であれば、できる限りそれらをまとめて渡す方がよいでしょう。
バラバラに渡すと管理が煩雑だし、お互いにやり取りの手間も増えるのは避けたいですよね。
万が一、ぎりぎりまで受験を迷う場合でも、可能性があるなら先に依頼だけはしておいた方がいいでしょう。
不要になったら取りやめる方が、直前になって焦って依頼されるよりも数倍マシだと思います。
記入のガイドをつける
先生が記入する際の負担を少しでも減らす配慮として、記入のガイドとなるようなポストイットの貼り付けをするなどといった工夫をするとよいかもしれません。
報告書をコピーして自分で書いたものを記入例としてつけておくという手もあります。
受け渡し方法を確認する
報告書の受け渡し方法は学校により様々です。
親が直接受け渡すということもあれば、子どもが連絡帳などと一緒に受け渡すということもあります。
どの方法になるのか、これも事前に先生に確認しておきましょう。