2022年度(令和4年度)茨城県の公立中高一貫校(県立中学校及び茨城県立中等教育学校)の受検応募者数、応募倍率(志願者数、志願倍率)が発表されました。
全13校の募集定員、応募者数、倍率を、偏差値順に一覧にしてみましたのでご紹介します。
2023年の倍率はこちらです。
【速報】2023年の塾別合格者数はこちらです。
目次
2022年度 茨城県 公立中高一貫校 偏差値 応募倍率 一覧表
※ 偏差値は「首都圏模試センター」2022年中学入試予想偏差値合格率80%12月版の数値を使用しています。
茨城県 公立中高一貫校 受検状況
茨城県の公立中高一貫校は13校ありますが、ここ数年で一気に増加しました。
2019年時点で、並木中等、日立第一、古河中等の3校でした。
2020年には、竜ケ崎第一、下館第一、太田第一、鉾田第一、鹿島の5校が開校しました。
続いて、2021年には、水戸第一、土浦第一、勝田中等の3校が開校しました。
そして、2022年は水海道第一、下妻第一の2校が開校し、合計で13校となりました。
東京都の11校よりも多くなったのは驚きですね。
13校もあると倍率は低くなるかと思いましたが、最も高い倍率では、水戸第一の4.94倍で、上位5校までは3倍を超える高倍率となっています。
ただ、一番低い太田第一は1.23倍となっているので、13校の倍率にはかなり差があります。
偏差値もかなり差があります。
最も高いのは土浦第一、続いて水戸第一で、それぞれ69、68となっています。
2021年に開校したばかりの中学ですが、茨城県民であればご存じのとおり、土浦第一も水戸第一も、毎年、東大合格者数を多く輩出している高校の付属中学ということになるので、この偏差値は当然の結果です。
以下、並木中等が63、竜ケ崎第一が58と続き、偏差値50台の学校が多いので、上位校を除けばそこまで中学受検は過熱していないのではないかと思われるかもしれませんが、そうでもありません。
というのも、偏差値50前半の水海道第一、下館第一、下妻第一などでも、国公立大学合格実績は毎年100名近くに上っており、中学入学時点の偏差値からすると、非常にお得な学校だと考えられます。
そのため、中学受検をしようという家庭が増え、応募倍率の高騰を招いているようです。
これは単なる推測ですが、これまで茨城県から東京へ転勤していた人たちが、コロナによるテレワークの急速な普及により、地元に帰って子どもを茨城県の公立中高一貫校に通わせようと考えるパターンが増えてくるのではないでしょうか。