茨城県の公立中高一貫校受検の塾別合格者数を調べてみました。
今回は2021年の合格者数を比較しています。
目次
2021年 茨城県公立中高一貫校 塾別合格者数 比較表
茨城県の公立中高一貫校は、並木中等、日立第一、古河中等、竜ケ崎第一、下館第一、太田第一、鉾田第一、鹿島、水戸第一、土浦第一、勝田中等、水海道第一、下妻第一の13校です。
水海道第一と下妻第一は、2022年に開校なのでまだ実績はありません。
それぞれの募集定員、受検予想偏差値も合わせて表記していますので参考にしてください。
2021年 茨城県公立中高一貫校 塾別合格者数 分析
茨城県を地盤に事業を展開している茨進ゼミナールが、すべての学校で1位の合格者数を出しています。
茨進は2012年に、千葉県の公立中高一貫校受検塾として最大手となると市進のグループ傘下に入りました。
その市進は、都立中高一貫校受検大手のena(エナ)と業務提携をしているそうなので、適性検査のノウハウを吸収して合格実績を伸ばしているのかもしれません。
一方、茨城県を地盤に事業を展開している塾としては、東進育英舎と水戸ゼミナール、セナミ学院の3つがあります。
合格者の規模的にはいずれも茨進とはかなり差が開いている状況です。
また、2位の四谷大塚は、中学受験大手のため、偏差値上位となる土浦第一、水戸第一、並木中等などの学校を私立中学と併願受検する生徒を上手く抱えていると思われます。
表にはありませんが、栄光ゼミナール、日能研なども合格者は出ていると思われますが、数字がとれませんでした。
茨城県公立中高一貫校 受検に強い塾は?
上記の結果からすると、茨城県の公立中高一貫校受検に強い塾は、茨進ということになります。
ただし、塾選びの際に注意が必要なのが、この合格者数があまりあてにし過ぎてはいけないということです。
というのも、上記表の全ての塾の合格者数を合計すると、募集定員以上の合格者数となるという不思議な現象が起きてきます。
これはおそらく、メインで通っている塾で内部生として合格カウントされている子が、そのほかの塾で一定時間数の授業を受講したことで外部生として合格者数に2重カウントされているからだと思われます。
こうなると、どの塾で学んだことが合格に直結したのかはよくわからないということになります。
よって、どの入塾するか迷っている場合、この合格者数はあくまでも参考としてみておく程度にしておいた方が良いかと思います。
塾選びのポイントは以下の記事で解説していますので参考にしてみてください。