2022年度(令和4年度)の東京都立中等教育学校及び東京都立中学校の海外帰国・在京外国人生徒枠募集の入学者決定手続状況が発表されました。
海外帰国・在京外国人生徒枠募集を行っている学校は、白鴎高等学校附属中学校と、立川国際中等教育学校の2校です。
今年の入学者は、合格者数より数名少なく、辞退者が出ています。
目次
2022年 都立中高一貫校(白鴎・立川国際)帰国・在京外国人枠 入学手続状況
2022年度の募集定員は、昨年と変わらず白鴎中が24名、立川国際が30名でした。
受検者数については、白鴎中が45名、立川国際中が43名でした。
昨年は白鴎が54名、立川国際中が58名でしたので、両校ともに約2割減という感じです。
合格者数の男女内訳は、白鴎中が男子9名、女子15名、立川国際中が男子12名、女子18名でした。
白鴎は昨年と男女比に変化はありませんでしたが、立川国際中については、昨年よりも男子の割合が若干増加しました。
入学手続者数ですが、合格者数全員が入学とはいかず辞退者がでており、白鴎で2名、立川国際中で1名となりました。
辞退者の男女内訳は、両校とも女子となっています。
2022年 都立中高一貫校 帰国・在京外国人枠 入学手続状況 まとめ
2月3日に行われる一般募集枠の状況を占うような結果なのではないかと思います。
つまり、合格しても辞退するような、私立中学との併願で受検している子の割合が、一般募集でも高まるのではないかということです。
コロナウィルス感染症拡大で、一発勝負の受検には慎重になっている家庭が多いと思われるので、質中学との併願受験が増えると予想しています。
そうなると、小石川、武蔵、両国、桜修館といった偏差値上位校については、私立中が本命で都立中は併願という子の合格が相次ぎ、辞退者が多数となり、結果として繰り上げ合格によって入学する子の割合が高まるのではないでしょうか。