2022年度(令和4年度)東京都の公立中高一貫校の一般募集枠の適性検査が2月3日に実施されました。
募集定員、受検者数、受検倍率についてまとめてみましたのでご紹介します。
目次
2022年度 東京都立中高一貫校 適性検査 募集定員・受検者数・受検倍率
東京都の公立中高一貫校は、都立の中等教育学校が5校、附属中学校が5校、千代田区立の中等教育学校が1校の合計11校となります。
都立中等教育学校:小石川、桜修館、南多摩、立川国際、三鷹
都立附属中学校:白鴎、両国、大泉、富士、武蔵
千代田区立中等教育学校:九段
基本的にすべての学校が男女ともに80人ずつの定員ですが、九段については、千代田区民枠が半分あり、それ以外の都民枠は半分の40人となっています。
また、小石川、白鴎、立川国際については、特別募集枠と帰国在京外国人枠で合格した生徒がいた場合に、一般募集枠の人数を減らします。
その影響で、今年は白鴎と立川国際が一般募集枠が少なくなっています。
2022年度 東京都立中高一貫校 受検状況
事前に判明していた応募倍率と大きな変化はありません。
対前年との比較については、こちらの記事で言及していますので興味のある方はご覧ください。
最も倍率が高かったのは三鷹で、5.71倍です。
最も倍率が低かったのは、武蔵で2.94倍です。
倍率の下げ幅が大きいのは、両国で、次いで大きかったのは大泉でした。
この2校は、今年、高校募集停止を受けて中学の募集定員を40人ずつ増加させたことが影響しています。
2校合わせて募集定員が80人増加しましたが、受検者数は増加することはなく、逆に300人以上減っています。
その結果、全体の倍率としては4.44倍となりました。
単純計算で、4人に1人くらいは合格できる受検になったということになります。
かつて10人に一人とも言われていた都立中高一貫校の合格者ですが、かなり落ち着いてきましたね。
過去7年間の受検倍率の変化をグラフにして考察していますので、こちらも興味のある方はご覧ください。