2022年度の都立中高一貫校受検では、新型コロナウィルス感染症の感染者等となったことで当日の受検が困難となった受検者への特例対応として、面接と報告書による合格者選考、いわば「追試」を行うことになりました。
2月18日に対象者による申請がなされ、募集定員が決定しましたので、応募倍率についてご紹介します。
目次
2022年 都立中特例追試 募集定員 応募者数 応募倍率
一般募集と違い、募集定員分だけ合格するわけではありません。
追試を行った結果、合格者は0ということもあり得ます。
応募資格
各校に出願していた者のうち、新型コロナウイルス感染症等に罹患したことなどにより、当日の受検ができなかった者。
選考方法
(1)個人面接
評価点
①将来の進路に対する目的意識
②6年間の一貫教育の中で学ぼうとする意欲
③小学校のときの活動や、力を入れて取り組んできたこと
④課題発見・解決能力、集団への適応性等、本校が求める適性
(2)報告書点
通常の検査同様、小学校からの報告書点の合計点で評価する。ただし、すでに合格が決まっている受検生の報告書の最低点を上回っている必要がある。
特例検査 日程
検査日:2月25日(金)
集合及び検査時間は各都立中学校が定める。
合格発表:2月28日(月)午後2時
各都立中学校ホームページに掲載
入学手続:2月28日(月)午後2時~午後5時
3月1日(火)午前9時~正午
特例措置による受検まとめ
個人的な意見を言わせていただくと、報告書点による実質的な足切りは、合格者を絞らなければならないという性質上、しかたないと思います。
ただ、面接によって評価するというは納得感がありません。
自分の考えを文章にするだけということと、会話で返答するというのは全く次元が違う話だと思います。
会話できる能力は重要な能力だと思いますが、一般の入試生がそのような能力が問われていない適性検査を経て合格しているわけなので、流石に基準が違いすぎるのではないかと思います。
面接の評価点の①~③については、適性検査Ⅰと同様、当日にお題を発表したうえで、作文で書いて提出してもらうということでいいのではないかと思います。