公立中高一貫校のはてなブログ

このブログは、全国の公立中高一貫校の受検について考察するブログです。 受検倍率や大学合格実績のデータ収集、適性検査問題の分析、受検勉強法、教材(進研ゼミ、Z会、ブンブンどりむ)や塾(ena、日能研、栄光ゼミ)の体験談口コミを紹介しています。 2019年に都立中高一貫校に合格しました。

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2022年度 都立中適性検査の得点開示 何がわかる?配点は?答案返却は?報告書点は?採点は?

2022年度の東京都公立中高一貫校の適性検査の得点開示は、2月末頃から受付が開始され、3月上旬から順次スタートしていきます。

 

学校ごとに開始日や、最終受付日が異なるので、受検した学校の開示日を確認してから開示請求に行くようにしましょう。

 

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都立中高一貫校の適性検査の得点開示では何がわかるのかというと、

公開されるのは適性検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、それぞれの得点が何点だったかということだけです。

 

模試などでもらえるような各設問ごとの得点などはわかりません。

当然、作文や記述問題の部分点などがあったのかどうかもわかりません。

 

さらに、答案用紙の返却もないので、万が一、採点にミスがあったとしても知りようがありません。

 

また、報告書点についても公開されません。

 

できれば細かい点数の内訳まで教えてもらえるとありがたいですが、現状、そのような対応はありません。

 

今回の北京オリンピックでもかなり話題となりましたが、今のご時世、採点の情報公開、透明性ということは非常に意識されるところだと思います。

 

とくに、マークシートではなく記述式の問題が多い適性検査の採点というのは、本当に正しく採点してくれているのか不安がありますよね。

 

ただ、採点結果をオープンにするということは、採点基準を明確にして、受検者に説明できるようにするということがセットになるので、おそらくそう簡単には対応できるものではないでしょう。

 

採点基準を明確にするために、あいまいな回答を認めないような問題につくりかえないといけないということにもなりかねないので、そうなると適性検査という本来の趣旨から外れてしまう懸念があります。

 

茨城県の公立中高一貫校では、昨年、大きな採点のミスが発覚し、受検者本人への答案用紙の開示に踏み切ったのですが、その影響からなのか、今年の適性検査の問題は記述式問題が減少し、〇✕がはっきりする問題が多数を占めるという傾向に変わっていました。

 

こうなってしまうと、そもそもこれで何の適性を見ているのか、単なる学力試験ではないか、という問題が出てきてしまいます。なかなか難しいですね。

 

ちなみに都立中高一貫校では、2月3日からの数日間、学校を休校にして先生たちが総出で採点をしているそうですので、間違いなく正しい採点をしてくれているということを信じるしかないですかね。

 

 

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