2022年2月28日(月)に、都立中高一貫校受検の新型コロナウィルス感染症の感染者等となったことで当日の受検が困難となった受検者への特例検査による合格発表が行われました。
都立中高一貫校側が募集した人員数をすべて合格とする結果となったようです。
今回は、「都立中適性検査追試での合格者数発表」についてご紹介します。
目次
2022年 都立中特例追試 合格者数 募集定員 応募者数 応募倍率
2月28日現在、南多摩中以外の学校は合格者が発表されています。
都立中適性検査追試での合格者数発表まとめ
報告書点と面接による合否判定ということで、かなり特殊な受検となりました。
学校側が判断しかねるところがあるんじゃないかと思ったので、もしかすると合格者0もあり得るのではないかと想定していましたが、都立中高一貫校全体で12名の募集をしたところ、11名が合格となっており(まだ未定の南多摩もおそらく1名の合格者を出していると思われ)結局、すべての学校が募集人員数の合格者を出したと思われます。
1校くらいは合格者0かと思いましたが、そうはなりませんでしたね。
受検者数46人で、合格者数が12人と聞くと、かなり合格しやすかったのではないかと錯覚しそうになりますが、倍率で見ると3.83倍なのでそれなりに高い倍率です。
ちなみに一般募集で通常の2月3日受検した場合と、今回の特例受検した場合とで、受検倍率の差はどうだったのか気になったので比較してみました。
これによると、ほとんどの学校では2月3日受検の方が倍率が高く、特例の方が受検倍率が高かったという学校は、白鴎、大泉、武蔵の3校でした。
全体では、2月3日受検が4.4倍に対し、特例受検が3.8倍なので、ほとんど変わりはないという感じです。
ただ、個別にみるとやはり違いはあります。
富士、南多摩、立川国際について特例受検による倍率はかなり落ち着いていますし、白鴎、大泉については、かなり高くなっています。
この倍率を高いとみるか、低いとみるか、判定の基準がわからないので何とも言えません。
報告書点もそうですが、特例による検査の方こそ得点開示などの情報を公開してほしいと思います。