都立中高一貫校を含む公立中高一貫校の受検で親がやるべきことについてまとめてみます。
受検の年間スケジュールを4月から翌年2月の受検本番まで、4つのタームに分けてご紹介します。
①4月~6月
②7月~9月
③10月~12月
④1月~2月
今回はその②7月~9月編です。
夏のこの時期は公立中高一貫校各校が学校公開を行う時期になります。
学校公開は、生徒たちの授業を見学することができる見学会、文化祭や体育祭などの行事への参加、中学の授業を体験できる体験授業など様々なものがあります。
すべて参加するのは難しいですが、参加できるものには参加しておくことをおすすめします。
目次
やること① 学校公開で見るべきポイント
学校公開には、お子さんを連れて参加することをおすすめします。
公立中高一貫校では、生徒たちが自分で調べて作ったレポートや新聞、発表用の模造紙、展示物などが教室の壁面や廊下に所狭しと飾られており、それらを見ていくだけでもとても楽しいものです。
また、学校によっては私立中学とそん色ないくらいの設備を整えた学校もあるので、自分もこの施設を使ってみたいと感じてくれることもあるでしょう。
このように、実際に学校に行ってみることで自分がこの学校に入学して楽しめるというイメージが湧くと勉強のモチベーションアップにつながります。
一方、親としても受検当日のルートの確認や、試験の間に待機しておけるような近場のカフェなどをチェックしておくことも忘れずに。
やること② 体験授業への参加
公立中高一貫校の中には、授業を体験させてくれる体験授業を実施している学校があります。
体験授業では、アクティブラーニングを取り入れている学校が多く、生徒同士の議論や発表など活気のある授業に工夫されていると思います。
小学生でも自分から引き込まれるような授業になっているので、この学校に入りたいというモチベーションアップにつながること間違いなしです。
やること③ 体育祭 文化祭で見るべきポイント
体育祭や文化祭は、学校の校風、生徒たちの雰囲気を掴むのに最適です。
とくに文化祭では、小学生の来校が多いことを想定した、遊べる模擬店などが用意されています。
小学生の子どもたちは遊びを通して、学校へのプラスのイメージが膨らみ、対応してくれた中学生たちに対して、自分もあんな中学生になりたいという憧れを抱く部分もあると思います。
そもそも、中学生と関わることは普通の生活の中では中々無いことなので、小学生にとっては中学受験をして中学生になるということがどういうことなのかイメージがしにくいところもあると思います。
そんな中で、文化祭という楽しいイベントを通して中学生と触れ合う体験をしておくと、中学受験に対する苦しいイメージを幾分か緩和させプラスのイメージへとつなげることができると思います。
以上、ちょうど中だるみとなりやすい夏場のこの時期に、学校公開に参加してモチベーションの維持、向上を行っておくことをおすすめします。