公立中高一貫校のはてなブログ

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日本語運用能力テストとは?Z会で無料受験 問題 内容 難易度 結果レベル判定

この記事では、日本語運用能力テストとはどんなものか?について調べた内容をまとめています。

 

中学受験に必要とされる能力を測る一つの指標とできるテストだと思うので、これから受験してみようという方はどのようなものかご確認いただければと思います。

 

目次

日本語運用能力テストとは

日本語運用能力テストは、Z会が作成している「これからの時代に求められる新しい学力=「資質・能力」を測定・評価するアセスメント(評価テスト)」の一つです。

 

Z会では、「これからの時代に求められる新しい学力=「資質・能力」を測定・評価するアセスメント(評価テスト)」として、以下の4つのテストを用意しています。

 

①英語CAN-DOテスト

②課題発見・解決力テスト

③行動能力・興味関心セルフチェック

④日本語運用能力テスト

 

これらは、変化することが当たり前の世の中を生き抜くために必要な能力が備わっているかどうかを測ることができるとされており、小中学校でも盛んに取り入れられているアクティブ・ラーニングやPBL学習などの効果測定として活用されることを意図して作成されています。

 

その中でも、「日本語運用能力テスト」では、従来の教科型の知識を問うのではなく、文章を読んだり、会話を聞いたり、図表や資料を読み取ったりするという総合的な力を測るテストとなっています。

 

「日本語運用能力」という名前のとおり、問われているのは日本語をどれくらい使いこなせているか、理解しているかということなので、基本的には「国語」のテストになっています。

 

算数や理科、社会、ときに家庭科や体育の分野などに問題の範囲が及んでいることもありますが、あくまでもそれは国語の能力を測るためのもので、それらの分野の知識を問うような問題は一切出題されません。

 

日本語運用能力テストの料金は?

受験料は2,090円(税込、一般価格)となっています。

ただし、Z会の下記コースの6月号をご受講の方は、無料で受験できるようです。

 

・小学生コース本科/小学生タブレットコース 5・6年生

・中学受験コース 4~6年生

 ※ 専科のみを受講の方は無料対象外となります

 

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日本語運用能力テストの問題内容は?難易度は?

大きく分けて以下の3つで構成されています。

 

①聞き取り問題 19問

②読解問題 60問

③記述問題 1問

 

時間は3つの問題を合わせて45分間です。

聞き取り問題は10分間です。残りの35分間を使って、読解問題と記述問題に取り組みます。

 

問題数は全部で80問です。

聞き取り問題が19問、読解問題が60問、記述問題が1問です。

 

聞き取り問題は、1回だけ聞くことができ、問題の読み上げと解答時間合わせて10分間の中で行います。

音声の聞き取り、問題用紙に書かれているグラフや地図などの資料を見ながら、選択肢の中から回答を選択します。

 

回答時間は短く、すぐに次の問題が読み上げ始められます。会話文が読み上げられている間に、答えられる回答については回答していく、というようにしないとだめです。

 

問いは問題用紙に書かれているので、事前に読んで会話文の時点でマークシートに記入していくようにしましょう。

 

読解問題は、60問のうち40問が語彙力を問う問題です。

問題の言葉の意味の説明として最も近いものを選択肢の中から選ぶ形式で、3択です。

レベル的には小学校高学年であれば全問正解できる子がほとんどなのではないかと思われるレベルです。

 

残り20問については、500字程度の文章を読み、そこに書かれている内容がもとになっている質問に適切な回答を選択肢の中から選ぶ問題です。

 

こちらは、文章の内容から学んだことを活かして多少の推測を交えた思考力が求められる問題となっています。

ただし、レベル的には高くはなく、中学生であればだいたい8割くらいは正解できる問題なのではないかと思われます。

 

記述問題は、文章と図やイラストなどを読み、そこから質問の回答を自分で考えて50文字以内で答えさせる問題です。

 

問題の主旨と解答要旨は小学校高学年であれば十分理解できるものです。

字数制限はあるものの、言葉を選ばなければならないような工夫は必要ないと思われるので、難易度は高くないと思われます。

 

日本語運用能力テストの結果レベル判定は?

テスト後に成績表が返ってきます。

成績は、以下の4段階で評価されます。

 

N-A1 小学生上級レベル

N-A2 中学生レベル

N-B1 高校入試準備レベル

N-B2 高校入試挑戦レベル

 

ここからは私の勝手な推測なので参考程度にしていただきたいのですが、おそらく、この評価判定は、平均的な小中学生をターゲットに設定されていると思われます。

 

高校入試挑戦レベル、というのは、日本全国の一般的な高校、偏差値で言えば40~50程度の高校への入学試験を受けるのに十分な知識を備えているかどうか、を測るものだと思います。

 

もし、お子さんが中学受験をするために受験勉強に取り組まれている小学生だとすれば、受験勉強をしていない子より高い偏差値となることは当然なので、結果的にN-B2の評価を取れる確率はかなり高いと推測されます。 

 

なので、このテストでは高校入試挑戦レベル以上のレベルは測定できないので、すでに中学受験を決めているような学力の子にとってはあまり意味のないテストかもしれません。

 

日本語運用能力テストの成績表

実際に受験した結果と、成績表を画像でご紹介しています。

以下の記事でご確認ください。

 

www.tetsutyler.com

 

 

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