公立中高一貫校のはてなブログ

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2022年都立富士中の適性検査の問題分析!適Ⅲの独自問題について

2022年の東京都立富士高等学校附属中学校の適性検査の問題分析を行いました。

 

富士中は、適性検査Ⅲが独自問題なので、こちらについて詳しく見ていきたいと思います。

 

 

目次

2022年 富士中 適性検査Ⅲ 問題の特徴

富士中の適性検査Ⅲは、大問2問の構成で、どちらも算数系の問題ということが一貫して続いています。

 

ただし、昨年から検査時間が30分から45分に延長となったので、22年度の難易度は上がったと考えられます。

 

問題の難易度としては、基本的な計算問題が3問、中レベルで時間のかかる問題が1問、難易度がやや高い問題が2問という構成です。

 

基本問題は全問正解が必須、難易度がやや高い問題を2問正解するか、やや高い問題1問と中レベルで時間のかかる問題を1問正解、というところが目標ではないでしょうか。

 

2022年 富士中 適性検査Ⅲ 問題分析

大問1は図書館での気づきから出題です。

 

問1は、図書館の蔵書数の分類ごとの冊数の割合を求めさせる問題。3桁÷4桁の一般的な割り算です。

 

問2は、書棚に3種類の厚みの本を隙間なく入れる場合のパターンをすべて答えさせる問題。答え方の指定など、条件がつけられていることに注意です。

 

問3は、貸出カウンターの当番表を完成させる問題。5人の作業能力の違いと、指定された条件をもとに回答します。条件整理と仕訳作業をいかに早く正確にできるかがポイントです。

レベル的には中程度ですが、時間のかかる問題です。

 

大問2は、三角形についての問題です。

 

問1は、三角グラフの見方の説明をもとに、日本人の三大栄養素接種割合に関する説明文の穴埋めをする問題です。基本的な割り算の知識があれば解答できる問題です。

 

問2は、3Dモデルソフト「Fuji」を使った立体図形の問題です。

 

立方体を前後、上下、左右から見て、表面に書かれたある2つの点を結んでできる線が含まれる三角形の範囲を示した図から、もとの2点の場所を答えさせる問題。

説明の意味を理解し、かつ空間認識が必要なやや難しい問題です。

 

問3は、18個の正三角形を敷き詰めてひし形になるようにした図を使い、正三角形の各頂点のうち3点を選んで面積が3㎠となるような三角形と、面積が7㎠となるような三角形を作図させる問題です。

 

会話文にある「三角形ABC=2㎠」ということをヒントに、ど真ん中にある1㎠の正三角形の周りに3つの2㎠の三角形を配置すればよいということに気づけるかどうかかがポイントのやや難しい問題です。

 

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