2022年(令和4年)の東京都立三鷹中等教育学校の適性検査の問題分析を行いました。
三鷹中については、適性検査Ⅰについては独自問題を使用し、適性検査Ⅱの大問1が独自問題、大問2と大問3は共通問題となっています。
来年度、受検を考えている生徒さんは腕試しに解いておくことをおススメします。
目次
都立中高一貫校 2022年(令和4年) 適性検査Ⅰ 問題分析
2022年の三鷹は、適性検査Ⅰで出題傾向に変化がありました。
2つの文章のうち一つが詩になり、かつ、2つの文章に共通する問題を回答するという形式になりました。
文章Aは、川崎洋氏による詩「とんび」、文章Bは、江國香織氏による「川のある街」でした。
問題1は、文章Aを読んで20文字で回答する問題。
問題2は、文章Bを読んで100文字以内で回答する問題。
問題3は、二つの文章に共通するキーワード「見えるもの」をもとに400字以内で作文をさせる問題でした。
昨年から今回と同様、詩と物語文という形式に変化し、2年連続となっていますので、今後もこの形式が継続する可能性が高いと思われます。
都立中高一貫校の適性検査で物語文が出題されることは少ないので、三鷹中の特徴となりそうです。
都立中高一貫校 2022年(令和4年) 適性検査Ⅱ 問題分析
大問1は三鷹の独自問題となっています。
小問3問の構成で、「螺旋階段」というテーマでの出題となっていました。
小問1は、場合の数の公式を使って解く問題でした。計算式だけでなく解き方の説明も書かせる問題でした。
小問2は、円柱形の展開図の考え方を問う問題でした。
小問3は、2つの螺旋階段の設置に必要な面積について、自分で数字を設定して説明させる問題でした。
会話文の長さも短く、図も簡単なものであり、さらに3問とも問題中学受験の知識で解答できる程度の問題だったので、難易度的には高くなかったと思います。
大問2,大問3は都立中高一貫校共通問題でした。
下記のまとめ記事で解説していますので参考にしてみてください。
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