ブンブンどりむの小学5年生相当となる「実践コース」11月号をやってみた口コミ感想、難易度、分量、メリット、デメリットをレポートします。
自宅学習で公立中高一貫校の合格を目指している方、適性検査の作文対策としてブンブンどりむをご検討中の方のご参考になればと思います。
今月のテーマは、旅の物語を書こう、ということで、起承転結をつけた旅の物語を自分で想像して書いてみようという難題に挑戦です。
目次
実践コース(小5)11月号 本誌テキスト 口コミ
題材を選ぶ
旅の物語を書くための準備として、まずは物語の主人公の設定を決めたり、物語のあらすじを考えたりしました。
また、構成について、起承転結の4段構成にすることに取り組みました。
テーマを決めてあらすじを作る
物語に意味を持たせるため、テーマを設定しました。
ここでは例として「出会い」というテーマが与えられているので、出会いの物語のあらすじを考えました。
また、あらすじの書き出し部分に工夫を加えることで、物語に盛り上がりを持たせることに取り組みました。
空想の世界を広げる
空想した物語を書くため、「ぴかー」という言葉から連想される物語を考えて書くことに挑戦しました。
連想ゲームのように「ぴかー」という言葉から連想される言葉を3つあげ、その言葉を使って物語をかんがえるという手順です。
空想の旅を書く
ついに旅の物語を実際に作る練習です。
今月の課題図書、光村ライブラリー14からジョーン・エイキンさんの「三人の旅人たち」を読んで、物語の設定をまとめてみることで、自分が物語を考える際の参考にしようという内容でした。
そして、実際に旅の物語の構成を考えます。
物語を「起承転結」の4段構成に分けてあらすじを考えていきます。
最後の結の部分は、物語の落ちとしてほかの段落より詳しく書くという設定となっていて「旅のお土産」というお題をもとにして書くことになっていました。
実践コース(小5)11月号 提出課題 口コミ
提出課題A
本誌で書いた起承転結の物語を六百字以内で書きます。
これまでの提出課題からすると倍近い長文となるので苦戦するかと思いましたが、4段落構成で起承転結を付けて書いていくと、意外に文字数は簡単にクリアできてしまいました。
提出課題B
本誌テキストでまとめた、旅の物語について六百字以内で清書するという内容でした。
課題Aと同様、起承転結をつけた4段落構成で書く、という指示がついています。
また、今月は通常の提出課題とは別に、400字原稿用紙5枚分の物語を書こうというチャレンジングな企画がありました。
広告
実践コース(小5)11月号 まとめ 口コミ感想
今月号で学んだのは、作文というよりは小説を書くための練習に近いものだったと思います。
都立中高一貫校の作文で、起承転結をつけて物語を書こう、という問題はまず出ないと思うのであまり意味はないかもしれませんが、
文章を書くということの面白さを体験することで、今後の作文問題へのモチベーションアップにつなげてくれればいいなと思いました。
今月の「Newsがわかる」は、「地球温暖化」についての特集記事がありました。
「ブルーカーボン」という海の生き物が取り込んでくれる炭素が、これまで見過ごされてきたCO2の新たな吸収源として注目されている、という内容です。
地球温暖化に関連した出題というのは、公立中高一貫校適性検査は頻出の問題ですし、海に生息する植物と生物という二つの生き物を絡めた思考が必要なので、適性検査の問題としても作成しやすいと思われ、もしかすると今後どこかの都道府県で問題テーマとして出題されるかもしれないなと思いました。
また今月は、思考力をやしなう「問題解決力ドリル」がついてきました。
算数では、数の性質を応用した文章問題、
理科では、川の流れの働きについての問題、
社会では、自動車工場に関する問題、
それぞれ自分の言葉で記述する問題に取り組みました。
難易度は低めで、適性検査型の問題に慣れていない子でも気軽に取り組める内容だと思います。