公立中高一貫校のはてなブログ

このブログは、全国の公立中高一貫校の受検について考察するブログです。 受検倍率や大学合格実績のデータ収集、適性検査問題の分析、受検勉強法、教材(進研ゼミ、Z会、ブンブンどりむ)や塾(ena、日能研、栄光ゼミ)の体験談口コミを紹介しています。 2019年に都立中高一貫校に合格しました。

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大阪府立中高一貫校受検 合格ライン 適性検査の配点 咲くやこの花 水都国際 富田林

大阪府立中高一貫校の受検は、適性検査の点数によって合否が決定します。

 

報告書点(内申点)や面接による評価はありません。当日の検査一発勝負であり、小学校での学んだ知識について問われる問題があるという点では、首都圏の公立中高一貫校とは違い、私立中学受験的な内容と言えるかもしれません。

 

各学校ごとの適性検査の配点は公開されていますが、各学校により特色、独自色があり違いがありますので注意が必要です。

 

合格得点を獲得するにはどこがポイントとなるのか、合格ラインはどこなのか考察してみました。

 

目次

大阪府立中高一貫校 適性検査 配点

大阪府の公立中高一貫校は3校あり、全て府立中学となっています。

咲くやこの花中、水都国際中、富田林中です。

 

各学校により、受検の科目である適性検査は異なっています。

以下の表にまとめてみました。

 

他府県の公立中高一貫校と比べた大阪府の特色としては、志望動機的なことを書かせる作文があるということです。

 

適性検査については各校によりかなり独自色が強いため、この後、個別に考察したいと思います。

 

大阪府立中高一貫校 適性検査 各校の特色 合格ラインのポイント

咲くやこの花中の適性検査

咲くやこの花中の適性検査は、適性検査Ⅰ、Ⅱそして作文の3種類があります。

 

適性検査Ⅰは、国語・算数分野からの問題で、50点満点で評価されます。

内容的には小学校の授業で学習する基礎的な問題となっています。水都国際の適性検査Ⅰと同じ問題を採用しています。

 

適性検査Ⅱは、4つのコース別にそれぞれ違う問題で、80点満点で評価されます。

①ものづくり(理工)分野  : 数学的な見方や考え方等をみる。
②スポーツ分野       : 体育実技の試験。
③言語分野         : 文章による表現力をみる。
④芸術(美術・デザイン)分野: 色鉛筆を用いての描画をみる。

 

作文は、志望動機や興味・関心について300字程度書き、20点満点で評価されます。

 

合格ラインのポイントとなるのは適性検査Ⅱの得点です。

4つのコース別にかなり特色のある適性検査Ⅱの配点が、全体の中で割合が最も大きく、合計点の50%以上を占めるため、ここでの評価の差がそのまま合否に影響すると考えられます。

 

水都国際中の適性検査

水都国際中の適性検査は、適性検査Ⅰ、Ⅱそして作文の3種類があります。

 

適性検査Ⅰは、国語・算数分野からの問題で、50点満点で評価されます。

内容的には小学校の授業で学習する基礎的な問題となっています。咲くやこの花中の適性検査Ⅰと同じ問題を採用しています。

 

適性検査Ⅱは、論理的思考力をみる問題で、80点満点で評価されます。

 

作文は、志望動機や興味・関心について300字程度書き、20点満点で評価されます。

 

合格ラインのポイントとなるのは、適性検査Ⅱの得点です。

 

実質的な作文問題である適性検査Ⅱは、全体の中で割合が最も大きく、合計点の50%以上を占めるため、ここでの評価の差がそのまま合否に影響すると考えられます。

 

作文の内容は、あるテーマについての資料を読み、自分の意見を述べるという形式です。自分の主張を明確にし、その根拠となる理由を具体的かつ客観的に述べることができるかが問われます。

 

都立中高一貫校の適性検査Ⅰで出題される作文とほぼ同等の内容と思われ、対策訓練を積まないと合格点を獲得するのは難しいと思います。

 

富田林中の適性検査

富田林中の適性検査は、適性検査Ⅰ、Ⅱ、Ⅲそして作文の4種類があります。

 

適性検査Ⅰは、国語分野からの問題で、100点満点で評価されます。

 

適性検査Ⅱは、社会と理科分野からの問題で、100点満点で評価されます。

 

適性検査Ⅲは、算数分野からの問題で、100点満点で評価されます。

 

作文は、、中高一貫校で6年間学び続けていくことができる意欲・適性及び自らの考
えや意見を400字程度書き、60点満点で評価されます。

 

富田林中については、咲くやこの花中と水都国際とは違い、適性検査Ⅰと適性検査Ⅱおいて小学校で習うよりレベルの高い知識が求められるため、実質的に私立中学受験並みの対策をしておかないといけないということが前提です。

 

その条件をクリアしているという前提でいくと、合格ラインのポイントとなるのは、適性検査Ⅲの得点です。

 

適性検査Ⅲは算数の問題となっており、比較的長い会話文や条件説明文を読み、単なる受験算数の公式では解けないような思考力が求められる問題となっています。

 

形式としては都立中高一貫校の適性検査Ⅲと同様のタイプの問題です。特別に対策をしておかないと初見で解答するのはかなり難しい問題となっています。

 

 

www.tetsutyler.com

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