東京の公立中高一貫校、東京都立両国高等学校附属中学校の大学合格実績のデータをまとめてみました。
データは2021年~2022年(令和4年度)のものです。
目次
2021年~2022年 都立両国高校の難関国公立大学合格者数
都立両国高の難関国公立大学合格 分析
2022年の難関国公立大への合格者数は55名で、2021年の40名から15名増と大きく増加しています。
一方、その他の国公立大学への合格者は、昨年から4名減となっています。
結果として、国公立大学合格者数としては、2021年の68名から2022年の79名ということになり、11名増となっています。
国公立大学への79名合格という数字は、2022年の都立中高一貫校11校の中で3番目に多い合格者数となっており、昨年は5位だったので2ランクアップです。
ちなみに、難関大への55名合格という数字は、2022年の都立中高一貫校11校の中で2番目に多い合格者数となっており、昨年は三鷹と同4位だったので2ランクアップです。
2022年の合格者数を各大学ごとに細かく中身を見てみます。
東京大学への合格者は6名となりました。
東大と並ぶ最難関校である京都大学には3名となっています。
昨年は、この2大学へ1名の合格者でしたので、9名の合格者は素晴らしい成果です。
また、難関校の中では関東地区の大学への合格実績が増えており、2021年と比べて、
一橋大学で1名増、東京工業大学で1名増、東京外国語大学で1名増、筑波大学で3名増、横浜国立大学で3名増、など、5つの大学で昨年より合格者数が増加しています。
ここからは、国公立大学への合格率を見ていきましょう。
両国高校の1学年の生徒数は約180名と考えられますが、そうなると2022年の国公立大学への合格率は、「79 ÷ 180 = 0.438...」となり、生徒数の約4割にあたると考えられます。
さらに、難関国公立大学への合格率となると、「55 ÷ 180 = 0.305..」となり、約30%となります。
両国中に入学し、だいたい真ん中より少し上くらいの成績を維持できれば国公立大学への合格が見えてきて、もう一段頑張って上位30%に入ることができれば、難関国公立大学が視野に入っているという感じですね。
集計データについて
すべての国公立大学の合格者を個別に集計しているわけではなく、主に関東の大学を中心に私が主観的に抜粋した大学のみ、個別集計した数字を表記しております。
それ以外の国公立大学は「その他の国公立大」としてまとめて集計しています。
合格者数に現役と既卒の区別はありません。
また、集計は3月ごろに行っています。
その後に追加発表された合格者数についてはできる限りデータに反映していますが、すべてを反映しきれていないことがありますのでご容赦ください。
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