2025年2月12日(水)に都立中高一貫校の受検合格者による入学手続き状況が東京都教育委員会より発表されました。
入学定員から、12日時点で入学手続きを終えた人数を引くことで、入学辞退者数が分かります。入学辞退者の数だけ繰上げ合格者が出ることになります。
ただし、2月12日時点でまだ入学手続きをしていないだけという人もいるはずですので、あくまでもこの計算で算出できる人数は、入学辞退者数≒繰り上げ合格者数の概算の人数ということになります。
さらに、インフルエンザ等により受検できなかった者の再受検での合格枠が確保されている状態ですので、もし、ここで合格者がでなければ、さらに繰り上げ合格者数は増えることになりますので、あくまで現時点での数値としてご確認ください。
以下に都立中高一貫校の学校別の繰上げ合格者数、男女別の入学辞退者数をご紹介します。
昨年度との比較数値も出していますので合わせてご覧ください。
目次
2025年 都立中高一貫校 入学辞退者数(繰上げ合格者数)
昨年までは合格者を男女別に公開していましたが、今年度より男女の別はなくなったので、合計のみとなっています。
そのため、繰り上げ合格者の優先順位についても男女の別はなく、成績上位者から繰上げ合格の権利が回ってきます。
そして、今回発表されている数字は、2月12日時点の辞退者数なので、繰り上げ合格の候補者の中に辞退者がいた場合は、さらに繰り上げ合格となる者の順位は下がっていくことになります。
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2025年 都立中高一貫校 入学辞退者数(繰上げ合格者数) 分析 考察
2024年度の入学辞退者数(想定)は、都立中高一貫校全体で100人という結果となり、昨年より減少しました。減少は2年連続となります。
入学辞退者数が昨年より増えたのは、小石川、武蔵、桜修館です。
残りの学校は全て昨年より辞退者が減りました。
各学校ごとに見ていくと、
小石川は25名、武蔵は19名、三鷹は6名、桜修館は17名、両国は7名、大泉は7名、白鴎は6名、南多摩は4名、富士は7名、立川国際は2名です。
小石川は毎年トップの辞退者がでるのですが、今年も例年どおり最多となっています。
武蔵も毎年、小石川に次いで2番目か3番目くらいには辞退者が多く、ここも例年通りとなっています。
三鷹と両国も例年であれば、2桁の辞退者が出ることが多いのですが、昨年、今年と少なくなっており、繰り上げを期待していた方はちょっと残念かもしれません。