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元号から西暦の簡単な計算方法|中学受験問題に役立つ暦の数え方

ついに平成が終わり、令和となりますね。


中学受験ではこれまでに何度か元号と西暦を問う問題が出題されているので、今年度の受験を考えているなら要チェックの分野でしょう。


そこで、元号と西暦の置き換えについて簡単にできる計算方法をまとめました。

 

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令和から西暦の計算

まずは令和の始まりですが、2019年4月30日に平成天皇が退位し、翌日の2019年5月1日に令和天皇が即位となるので、2019年5月1日が令和の始まりとなります。

 
ちなみに、天皇陛下の退位に伴う改元は憲政史上初となります。

 
この知識を答えさせる問題は都立中高一貫の適性検査ではまず出ないと思いますが、会話文とかでは出てきそうなネタですよね!

 
先生が生徒に語る、みたいな。

 
また、令和の略称は「R」です。

 
そうすると令和18年は「R18」となるので、「18禁」の意味と間違えやすいということが海外でも話題となりました。

 
これまた18年後に話題になるんでしょうね。

 
さて話を本題に戻します。

 
令和から西暦への変換は、令和年数にこの「18」を足せばいいんです。

 
令和2年 + 18 = 20  →2020年

 


「18」を「018」と考えて「レイワ」と覚えておけば「令和にレイワを足す」と簡単に西暦への置き換えができて便利です。

 

 

 

平成から西暦の計算

 
平成の始まりは1989年1月8日です。

 
昭和天皇が崩御された1月7日、当時の政府は事前にほとんど改元の準備をしていなかったのでそこからバタバタで手続きを行い、午後14時36分に「平成」の元号を小渕恵三官房長官が発表。

 
ちなみにこの時の総理大臣は竹下登氏です。

孫のDAIGOさんの実家に、この時に使われた色紙が残されていたことが話題となっていましたね。

 
一応整理しておくと令和発表の官房長官は菅義偉氏、総理大臣は安倍晋三氏です。

 

また脱線してしまいました。

 
平成から西暦の置き換えですが、平成年数に「88」を加えた数が西暦になります。

 
平成2年 + 88 = 90 → 1990年

 
ただし、平成12年以上だと「12」を引いた方が簡単です。

 


平成31年 - 12 = 19 → 2019年

 


これは2000年という切りのいい数字が出てくるためです。

「12」は「平成12」を「ヘイセイーブイ(ポケモン)を引く」と覚えておけば簡単です。

 

 

昭和から西暦の計算


昭和は1926年12月25日に始まりました。

 
昭和がややこしいのが、時の大正天皇が崩御されたその日に改元したので、大正15年12月25日は、昭和元年12月25日でもあります。

 
また、昭和の終わりは昭和64年(1989年)1月7日。

よって昭和元年は1週間で終わり、昭和64年も1週間で終わっています。

 
ちなみに昭和の64年というのは元号史上最長の長さです。

 


さて、昭和から西暦への置き換えですが、昭和年数に「25」を足すだけです。

 
昭和2年 + 25 = 27 → 1927年

 
「昭和」を「笑話」と置き換えて「笑話25(しょうわニコニコ)」と覚えましょう。

 

 

 

大正から西暦の計算

 
大正は1912年7月30日から始まります。

昭和と同じく、この日は大正元年であると同時に明治45年7月30日でもあります。

 

 

大正から西暦の置き換えですが、大正年数に「11」を足します

 
大正2年 + 11 = 13 → 1913年

 
大正は、大正製薬のリポビタンDが2本並んで置いてある様子をイメージして「11」と覚えましょう。

 

 


明治から西暦の計算

 
明治は1868年1月25日からです。

 
改元が発表されたのは1868年10月18日だったのですが、1868年を丸ごと明治に変えることになり、遡って1月25日から明治になりました。

 
なんで1月1日からじゃないの?と思いますよね。

 
その理由は、当時の日本は旧暦を使っていて、旧暦の1月1日が新暦の1月25日になるからです。

 
旧暦と新暦については、過去に都立中高一貫の適性検査でも出題されたことがある問題です。

 
2つの暦の違いを簡単に説明すると、新暦とは、地球の公転周期に基づいて1年を約365日と計算する太陽暦(グレゴリオ暦)のことです。

 

今の暦の数え方ですね。

 

日本だと明治5年から太陽暦を使っていますが、西洋ではもっと以前から使われていました。

 
それに対して旧暦とは、月の満ち欠けの周期に基づいて計算される太陰暦(天保暦、太陰太陽暦、中国暦、ユリウス暦などほぼ同じ意味で使われます)のことです。

 
太陰暦は1ヶ月が約29.5日しかなく、1年は354日しかありません。

そのため太陽とのズレが約1ヶ月分になる約3年に一度、閏月を1ヶ月足して1年を12か月から13か月に増やす必要があります。

 
明治には丁度この改暦にあたるときだったため、今の暦では1月1日が1月25日になっちゃうんですね。

 


さて、だいぶ脱線してしまいましたが、明治から西暦への変換は、明治の年数に「67」を足します。

 
明治2年 + 67 = 69 → 1869年

 
ただし明治33年以上なら、33を引いた方が簡単です。

 
明治33年 - 33 = 0 → 1900年

 


これは1900年という切りのいい数字が出てくるからです。

「明治33」は「明治ブルガリアヨーグルトの酸味(サンミ)」と覚えましょう。

 

 

 

西暦から元号への変換

 
元号から西暦ではなく、逆に西暦から元号を求めたい場合は、先程覚えた数字を「足す」と「引く」を逆にすればいいだけです。

 


2020年 → -18 → 令和2年

1995年 → +12 → 平成7年

1950年 → -25 → 昭和25年

1920年 → -11 → 大正9年

1897年 → +33 → 明治30年

 


以上、元号と西暦の関係についてご説明しました。

 
実際の受験問題は、このような知識を問われることはなく、この前提条件が会話文などで説明され、その上で計算問題などが出題されるので初見でも問題ありません。

 
ただし、このような知識を事前に知っているのと初見で臨むのでは回答のスピードと正確性に雲泥の差があります。

 

暦の数え方などは、会話文の中で説明されてもよく分からなさそうですよね。

 
日常の会話でも誕生日の話題などでネタとして使えるので、押さえておくべき知識としておススメだと思います。

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