東京都立中高一貫校の受検日が毎年、2月3日なのには理由があるようです。
調べてみて分かったのですが、入試と呼ばれるものには、各都道府県とその自治体の私学協会によって定められた「入試解禁日」というものがあるそうです。
例えば、首都圏ではこの入試解禁日を、埼玉県で1月10日、千葉県で1月20日、東京都と神奈川県で2月1日という感じです。
この協定があるので、東京都の学校はどんなにはやくても2月1日が最短の入試日となっているんです。
難関校と言われる学校は、だいたいこの入試解禁日直後の2月1日か2日を入試日にしているんですね。
私立の学校で併願されやすい学校同士が、何となく1日と2日で棲み分けしているといった感じでしょうか。
そして、それらと被らないように配慮された結果、都立中高一貫校の受検日は2月3日ということになるようです。
こうして入試日が若干でもズレることで、本番に慣れるためのお試し受験をやる人が増え、その結果、学校側も都立中高一貫校の適性検査と似た形式の入試を行なって受験生を取り込もうという学校も出てきたという流れです。
2020年も恐らくこの流れは継続していくと思われ、私立の学校で適性検査型の入試に切り換えるところが出てくるんじゃないかと思います。
ちなみに、2020年は2月2日が日曜日なので、カトリック系の学校だと入試日を2月3日にずらす可能性が高いです。
おそらく青山学院中等部は、2月3日の入試になるではないでしょうか。