2022年(令和4年)の東京都立立川国際中等教育学校付属小学校の適性検査の例題の問題、解答をご紹介します。
学校側が公式に無料で公開している問題なので、受検を検討しているご家庭はぜひチャレンジしてみてください。
目次
都立立川国際中付属小 2022年 適性検査問題例
問題
以下のリンクから無料で閲覧できます。
出題傾向分析
出題の構成としては、まず大問が5問に分かれています。
そして、大問ごとに小問が2問ずつ出題される構成となっています。
大問1は、文章を読んでその内容について解答するという文章読解の問題です。
出題文は物語形式になっていて、登場人物は動物たちなので、内容については難しいものではありません。
ただし、文字数が約700字もあるので就学前の子どもにとっては相当な長文となるのではないでしょうか。
また、漢字が普通に使われています。「働」や「最」など4年生で習うような漢字はもちろん、6年生で習う「敵」などもあります。
驚いたのは、小学校では習わない「鑑」が使われていることです。
学習指導要領にすら無い漢字を就学前の子に読ませる問題が出題されるというのは、公立小学校の受検問題としてありなのでしょうか。
小問1は、文章に登場する動物の中で、本屋さんに 2 番目にやって来て絵本を買った動物を答えさせるという問題。
問題文を読むことができれば、解答としては難しくない問題です。
小問2は、本を買いに来たキツネが何匹だったのか、解答欄のキツネを、解答の数だけ◯で囲むという問題。
こちらも問題文の中に3匹と書いてあるので、回答としては難しくない問題です。
大問2は、物の名前、季節の概念など、知識を問う問題です。
解答用紙に描かれている絵が絶妙に下手糞な手書き絵なので、若干、何が描いてあるのか迷うところがあると思います。
小問1は、動物の名前をしりとりの順に並べるという問題。
これはかなり簡単な問題です。
小問2は、木の実の絵から連想される季節と同じ季節が旬となる物を解答欄から選択するという問題です。
これは、なぜか微妙に絵が下手糞な手書き風に描かれており、おそらく解答であろうものが何なのか、人によって判断が分かれるのではないでしょうか。
ただ、消去法でほかの解答が間違いであることは明白なので、間違えずに正解したいところです。
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大問3は、図形を使った問題です。
小問1は、曲がった4 本の線の中で一番長い線を選ばせる問題。伸ばしたところを想像し、他と比べて考えることができるかを問われている問題です。
小問2は、3つの黒い形を合わせてできる形はどれかを答えさせる問題で、「大きさ
を変えないで」という指示の通りになっているものを選べるかがポイントです。
大問4は、論理的思考力の問題です。
小問1は、果物を載せて並んでいる車両のうち、隠れている部分の果物を推理する問題ですが、規則性を見つけ出して答えを導き出すことを問われている問題です。
小問2は、平面図の問題で、左右同じ図形を描かせる問題です。
大問5は、問題というよりは、鉛筆や色の使い方を確かめる試験です。
小問1は「運筆」と題され、迷路をのようなコースからはみ出すことなくスタートからゴールまで鉛筆で線を引くという問題です。
小問2は、ブドウらしきものの線画に色鉛筆で色を塗っていく問題です。
解答例
【大問1】①ウサギ ②3
【大問2】①カマキリ ②さつまいも
【大問3】①2段目の線 ②右から1番目のシルエット
【大問4】①♦✕5の台車にみかん、♦✕6の台車にブドウ
②線画のため解答省略
【大問5】①②線画のため解答省略
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