都立中高一貫校に合格した経験から、本当に役立ったと思える参考書、問題集をご紹介します。
都立中高一貫校は、適性検査という特殊な問題の受検のため、難関私立校とはまた違った対策が必要となります。
必然的に教材もそれ専用のものになってしまうので、どれを使ったらよいのか迷ってしまいます。
受検を終えた今、わが家で使ってみた結果としてこれは合格に直結したと思える良書をご紹介します。
あくまでわが家の受検に対しての個人的な意見なので、ご了承ください。
目次
都立中高一貫校受検に役立った参考書
私立中学思考力・適性検査型入学試験問題集
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これは私立中学の中で都立中高一貫校と同じく適性検査型の入試問題を作成している学校の入試過去問題を集めた問題集です。
都立中高一貫校の過去問題集をやりつくしてしまい、解く問題がない、というときに役に立ちます。
ただし、解答の解説が簡易的なものなので、親がしっかりと解答をみてあげないといけないと思います。
わが家では、適性検査Ⅰの対策として主に利用していました。
考える力を伸ばす!天才脳ドリル ミニ 空間把握 Vol.2
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適性検査Ⅲや適性検査Ⅱの算数の問題でよく出題されるサイコロの問題など、空間把握能力が必要な図形問題の能力を鍛えることができる参考書です。
就職試験のときのSPIでも似たようなタイプの問題が出た記憶があります。
これらの問題は、初見だとかなり難しく感じますが、慣れてしまえばパズルやクイズ感覚で楽しみながら取り組むことができるので、子どもの学習には向いていると思います。
私はこの手の問題はすべて苦手ですが、うちの子は受検前には「立体の穴あけ問題とか大好き」というくらいになっていました。
「天才脳ドリル」はシリーズで様々な種類が出ているので、お子さんの苦手な分野に合わせて選ぶとよいと思います。
作文力で合格! 作文力で合格!2
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都立中高一貫校受検専門塾、早稲田進学会が著者の参考書です。
適性検査型の作文問題を入試に出題している全国の中学校の過去問から抜粋する形で作文が出題される形式です。
これは文章読解のやり方から学ぶことができ、作文の書き方も学ぶことができるので、わが家では春から夏にかけて受検勉強初期の段階でやっていたことで、作文の基礎が見についた感じがしました。
「1」と「2」があるのですが、どっちかだけを選ぶなら「2」の方が洗練されている感じなのでおススメです。
公立中高一貫校適性検査対策問題集 資料問題編
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適性検査Ⅱの社会や理科、算数など様々な分野の知識を、グラフや資料を使って問う形式の資料問題の対策です。
単なる知識だけでは解けないですし、初見で与えられた条件でいかに効率よく資料から必要な情報を抜粋してこれるかがこのタイプの問題では重要なスキルになってくるのですが、10の出題パターン別に学ぶことができるのが本書です。
わが家では本書を解くことで、どのパターンの問題が苦手なのかということが分かり、その後の弱点克服の指針にすることができました。
出題パターン別だけでなく、こちらも難易度を★3つで分類してあります。
朝学習などで時間があまりない時はかんたんな問題を解き、自分が一緒に勉強してあげれらる余裕があるときなどに難しい問題にチャレンジするなど、効率を考えて勉強するのに重宝しました。
まとめ
いかがでしょうか。
賛否両論あるでしょうし、中身をみてみないと何ともかと思いますので、本屋で見かけたらぱらぱらとめくってみて内容を確認してみてください。
我が子に合った参考書を探すのもかなり時間がかかる作業だったので、参考程度にしていてただければと思います。