2024年度(令和6年度)の岡山県立中高一貫校受検にあたり、適性検査、調査書点(内申点)、面接の配点割合から合格ラインを考えたいと思います。
岡山県立中高一貫校は、岡山県立中が岡山操山、倉敷天城、岡山大安寺、津山の4校です。
入試内容は、適性検査と面接、および、調査書による総合評価となっています。
目次
2024年度 岡山県立中高一貫校の適性検査・調査書・面接の配点割合
2024年度(令和6年度)の岡山県立中高一貫校は、配点割合を公表していないためネット情報などからの類推となりますのでご注意ください。
適性検査ⅠとⅡがそれぞれ70点満点で合計140点満点ということは公開されていますので確実です。
それに対して、調査書点については不透明です。
調査書の得点が、外国語含む9教科各3点ずつで最大27点ということは分かっていますが、適性検査との配点比率が1:1なのかどうかがわかっていません。
また、面接は集団面接となりますが、こちらの配点は全くわかっていません。
2024年度 岡山県立中高一貫校の合格ラインへの影響
岡山県立中高一貫校の適性検査、調査書、面接の配点による合格ラインの影響を算出するのは難しい状況です。
ただ、過去の受検生が塾に公開した得点開示の成績をネット上から収集したところによると、調査書点はそこそこ影響が大きそうだということはわかりました。
というのも、適性検査で10点以上の差があった子で合否の逆転がそこそこの割合で起こっているようなのです。
例えば、適性検査で80点のAさんと、70点のBさんで、調査書と面接を含めた総合評価でBさんが合格した、というケースがあるようです。
また、適性検査で140点満点中100点以上を取っていた場合に不合格だったというケースは皆無のようです。
この点からすると、適性検査のボーダーラインは90点~80点で、これを下回ってくると調査書と面接の得点によっては不合格となってしまうケースが出てくるということかと思います。
そうなると、調査書点27点は素点そのままで合計点に加算されているのではなく、何倍か換算率が掛けられたのちに合計点へ加算されていると思われます。
例えば、27点を約2倍すると、50点となります。
そして、大胆な仮説として面接点を10点と仮定すると、
適性検査Ⅰ:70点
適性検査Ⅱ:70点
調査書点: 50点
面接点: 10点
合計: 200点
というような、合計点の予想がでてきます。
単なる予想なのであくまで参考としていただければと思いますが、逆転劇が起こっている以上、調査書の得点は合計点の25%となる50点くらいはあるというのは、あり得る話ではないかと思います。
2024年度 岡山県立中高一貫校の志願倍率
2024年の岡山県立中高一貫校の志願倍率は以下の記事でまとめています。
全国的には少子化で倍率は下がる傾向にあるのですが、その中では下げ幅はかなり少ない印象ですので、実質的には競争は激化しているものと思われます。