東京都立の中学校、高校は、コロナウイルス感染対策として、ゴールデンウイーク明けまで休校を延長するようだと日経電子版が報じています。
区立の小学校や中学校も、都の決定に従う方針のようです。
大学でも表参道にある青山学院大学が、前期の授業再開を5月1日まで繰り下げた上、再開後の全授業をオンラインで行うと発表するなど、テレワーク(テレスタディ?)が行われるようです。
こうなってくると、私立で資金が潤沢なところは、子どもの安全と学力の維持を両立する策が次々と導入されていくことになるんでしょうが、東京都立や区立などは、まずは安全を確保することで精いっぱいとなり、学習は二の次ということになる恐れがあります。
そうなると、学力の格差が出てくるのではないかと思います。
かつてないほどの長さとなる休校時期をどのように過ごすのか、よくよく計画していかないと取り返しのつかない無駄な時間を過ごしてしまうことになりそうです。
また、ゴールデンウイーク明けに授業が再開されたとして、1学期の授業はそこから追いつくことができるのでしょうか。
場合によっては夏休みを返上して授業を行うということになってくるんでしょうが、そうなってくると夏場のエアコン利用などで勉強しやすい環境を整えることができるのかという課題が出てくると思います。
ニュースの報道などでは、今、目の前の仕事がなくなり困っている人たちの辛い現状をたくさん目にします。
それが今は一番解決すべき喫緊の課題だということは分かりますが、それと同時に、気づかないところで進んでいる子どもの学習環境の破壊にもちゃんと目を向けておかないと、後で取り返しがつかないことになってしまうのではと不安になります。
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