2022年(令和4年)4月に開校する、全国初の公立小中高一貫教育校となる東京都立立川国際中等教育学校附属小学校の選抜方法、適性検査の問題、対策のポイントについて調べてみました。
目次
入学者決定の流れ
入学者の決定までは、3ステップとなっています。
①抽選
②適性検査
③抽選
2回も抽選を行うということで、ぶっちゃけほぼ運です。
適性検査については、後ほど詳細を記載しますが、国立の小学校と同程度のレベルのものだと考えられます。
適性検査の内容
適性検査は2日間にわたって行われます。
1日目 筆記
2日目 (1)集団活動 (2)インタビュー (3)運動遊び
適性検査では、以下のポイントを出題の基本方針としているそうです。
①情報を整理し論理的に物事を考えたり、道具などを適切に使用したりする力をみる。
②集団で取り組むことを通して、協調性、伝える力や発想する力などをみる。
③指示を正しく理解し、体を動かす力をみる。
つまり、人の話を良く聞き、集団の中でも自分の考えをきっちりと言葉と行動で表現することができる能力が求められているということですね。
検査の内容としては、「遊びの要素を取り入れた検査」とし、「適性の有無等を総合的に判定」ということ。
なので、合否の判定はかなり定性的なものになってくるということだと思われます。
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筆記検査の問題例
筆記検査の問題がどのようなものなのか、例が示されていました。
【筆記検査の問題例】(読み上げ)
果物を載せた全部の車両は、ある決まりで並んでいます。
真ん中の2つの車両は、トンネルの中に入っていて見えませんが、同じ決まりで並んでいます。
トンネルの中の2つの車両がどれかを考えて、その下の四角の中に○を描いてください。
引用元:東京都教育委員会HPより
例を見る限り、幼稚園の知識でも解ける、適性検査型の問題ですね。
つまり、小学校で習うような漢字を読ませたり、足し算や引き算の問題を解かせたりということはしないということです。
いわゆる受検勉強の知識ではなく、ひらめき力や問題解決力を問われているということだと思いますが、それでもこの例にあるような問題を解きまくることで対策はかなりできると思われます。
そうなると、本気で合格を狙っている子は相当対策をとってくるはずで、合格するかどうかを決める決定的な要因にはならず、勝負は2日目の集団活動、インタビュー、運動遊びの結果ということになるのではないでしょうか。
適性検査のその他の概要
附属小学校の募集人員や通学区域などについては、以下の記事で紹介していますので、気になる方はチェックしてみてください。
立川国際が2022年から小中高一貫校へ。応募資格・入試・適性検査の内容について - 都立中高一貫校のはてなブログ