東京都立白鷗高等学校・同附属中学校は、緊急事態宣言の発令を受けて、1月8日(金)からの授業をオンライン授業を基本とする運営に切り替える、と学校長から発表がありました。期間は一旦、2月2日までを予定しているとのことです。
オンライン授業については、一部の実技系科目を除き、すべての科目で実施し、対面での授業は最低限に抑え、登校は週に1回程度にするとのことです。
さすが、東京都が定めるBYOD研究の指定校となっている白鴎は対応が早いですね。
白鴎は、学校内のWifi環境やICTデバイス利活用が他校に比べて進んでいるため、オンライン授業への切り替えはスムーズに行えているようです。
前回、緊急事態宣言下で東京都から各校へ休校期間の延長が求められている中、いち早くオンラインでの授業継続に切替を行っていました。
前回の緊急事態宣言については突然の発令だったため、各校ともオンライン授業等のICTを活用した教育に対する準備ができていないところがほとんどだったと思いますが、今回は、こういう事態が再び起こることは想定できたため、ちゃんと準備を進めていた学校とそうでない学校とで差がでてくる可能性がありますね。
ICTを活用した教育は、単に学校側がデバイスやインフラを整備すればよいというわけではなく、それを使った授業を行える教師側の準備、授業を受ける側の生徒の準備、そして、親や家庭の準備も必要になってくるため、学校側だけの問題ではないというところが難しいところです。
無理にオンライン授業に切り替えるくらいなら、コロナ感染対策を徹底して、対面での授業を行った方がいいという判断もあると思います。
そこは、学校側から生徒と親へ、どのような考えで判断をしたのか、しっかりとした説明をしてほしいですね。