公立中高一貫校のはてなブログ

このブログは、全国の公立中高一貫校の受検について考察するブログです。 受検倍率や大学合格実績のデータ収集、適性検査問題の分析、受検勉強法、教材(進研ゼミ、Z会、ブンブンどりむ)や塾(ena、日能研、栄光ゼミ)の体験談口コミを紹介しています。 2019年に都立中高一貫校に合格しました。

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12月の公立中高一貫校適性検査対策模試の結果と成績表。enaの模試と比較してみた。

2年前の12月中旬に受検した「公立中高一貫校適性検査対策模試」(以下、公中検と記載)の結果と成績表を公開します。

 

公中検を受けたことがないという方に、どのような形で成績が返ってくるのか、参考にしていただければと思います。

 

目次

 結果(成績表)

結果はこんな感じの成績表で見ることができます。

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受検者全体での偏差値と順位、そして志望校別での偏差値と順位を出してくれています。

そして面白いデータが、偏差値ごとに昨年度の試験で合格した子と不合格だった子のデータを乗せてくれていること。

 

高い偏差値の子が合格する率が高くなっているのは当たり前ですが、それでも偏差値が65を超えていても合格率が50%くらいしかないことに驚きました。

 

いかに、公立中高一貫校の適性検査型の問題が、子どもたちにとって対策のしづらい、当たりはずれの大きい試検かということがわかります。

 

だからといって、「適性検査は運だ!対策は意味がない!」ということはないと思います。

 

高い偏差値を1回ではなく、複数回の試験でとれるかどうかを模試でチェックすること。

複数回取れることがあれば、本番でも自分にとっての「当たり」を引く可能性が高いくらいに学習レベルが高まっていることの確認になるわけですから。

 

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enaの模試と比較

公中検模試と我が子が通っていたenaの模試との比較をしてみたいと思います。

 

6年生の12月になって初めて公中検を受検したのですが、私が解いてみて感じたのは、enaの模試に比べて「素直でひっかけがない」「解き方を知っていても知らなくても回答スピードにあまり差が出ない」問題が多く、「解きやすい」という印象でした。

 

裏を返せば、enaの模試の方が、受検者のミスを誘うような、ふるいにかけてきていることが読み取れるような問題が多いと感じました。

 

この時期になると、enaでは受検する都立の志望校ごとに合わせた別々の模試を用意してくれるので、各学校ごとの特色を踏まえた問題を作成しようとしていることが、そういった傾向を生み出しているのかもしれません。

 

わが子の成績結果

 

そんな中で我が子の成績はというと、志望校に対してC判定という微妙な結果でした。

 

素直で解きやすい問題だと感じていたので、enaの模試より偏差値は高めに出てくるかもと思っていたのですが、まったくでした。

 

受検本番まであと1カ月というこの時期。

最初で最後となった公中検模試でもA判定どころかB判定もでなかったのは、正直辛かったですが、口に出すわけにはいかないので、

「まあ、enaとは違う模試を経験するためというのが目的だったからね。結果は関係ないから。間違えた問題の復習だね。うん。」

と、気持ちを切り替える言葉をかけてあげました。

半分は本当ですが、半分はいい成績を取って自信になればいいかなと思っていたので、当てが外れました。

ただ、この時に成績が良くなかったことで、適性検査本番を想定した練習が足りていないのではないかと感じ、適性検査の過去問を本番同様の条件で解く練習を増やしていきました。

 

さて、公中検の模試には「フォローアップ講座」として、試験とは別の問題集がついてきました。

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こちらには復習問題と保護者向けの受検情報、子ども向けの作文対策に役立ちそうなコラムも掲載されていて、なかなか読みごたえがありました。

 

 

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