2桁の掛け算を暗算するための方法その3を紹介していきます。
今回は、90の掛け算を数秒で暗算するための方法を3種類ご紹介します。
目次
99×■■の暗算
まずは、99に2桁の数字をかけるときの暗算です。
■には1~9のどの数字でも構いません。
では、99×38の場合で手順を説明していきます。
①99に1足して100にします。 → 99+1=100
②100×20を計算します。 → 100×38=3800
③②の答えから20を引きます。 → 3800ー38=3762
手順を説明すると3ステップとなります。
ポイントは、切りのいい100という数字を作ることですね。これで掛け算が簡単になります。
そうすると、実質的にこの問題は引き算になります。
ステップ3で、実質「800ー38」を暗算することになるので、ここで大きい数の引き算の暗算ができるようにしておく必要があります。
そうなると、結局は掛け算よりも引き算の暗算が早くできるかどうかか重要だということがわかります。
ちょっと練習すれば、おそらく10秒くらいで解けるようになるかと思います。
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91以上の2ケタ同士の掛け算
91以上の掛け算の暗算です。90の場合だと使えないのでご注意ください。
手順がややこしいので覚えるまで大変ですが、繰り返し取り組んで手順を覚えてしまいましょう。
92×93の場合で手順を説明していきます。
①92を100にするには何を足せばいいのか考えます。 → 100ー92=8
②93を100にするには何を足せばいいのか考えます。 → 100ー93=7
③①と②の答えを足します。 → 8+7=15
④③の答えを100から引きます。 → 100ー(8+7)=85
⑤①と②の答えを掛け算します。 → 8×7=56
⑥④の答えを千の位と百の位に、⑤の答えを十の位と一の位に置きます。 → 8556
以上、6ステップです。
なぜこの計算で答えが出るのかは説明を省きますが、ポイントは100から引き算するというところです。
この計算が逆にややこしいと感じる人は、引き算が苦手ということです。
日本人は引き算が苦手と言われており、この暗算を使いづらいという人が多いかもしれませんが、マスターすれば5秒くらいでできるようになると思います。
また、間違いやすいポイントとして、⑤ステップで掛け算する数字を、100から引いた数字ではなく、そのままの数字で掛け算してしまうことがあります。
これは気を付けるというよりは、反復練習で反射的に計算できるように身に着けるしかないと思います。
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以上、2種類の2桁の掛け算の暗算方法をご紹介しました。
他にもいくつか簡単な暗算方法があるので、よければ以下の記事をご覧ください。