中学受検で重要となる計算力の基礎、掛け算の暗算を早くする方法を御紹介します。
今回は「11の段の掛け算を3秒で暗算する方法」です。
小学2年生で九九を覚えたら、次はそれ以上の掛け算も早く計算できるようになりたいですよね。
例えば、
43 × 11 =
であればひっ算だとこのように解きます。
これを5秒で暗算するには以下の手順で行います。
①十の位の数を、百の位に書く。
②一の位の数を、一の位に書く。
③十の位と一の位の数を足し算し、答えを十の位に書く。
これでひっ算を使うことなく暗算だけで答えを求めることができます。
ひっ算の図と見比べてみればわかりますが、答えの数字は、百の位と一の位はそのまま書くだけ、十の位の答えは、それぞれをそのまま足し算すればいいだけ、ということがわかりますね。
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では次に、
67 × 11 =
を解いてみます。
ひっ算で解くとこうなります。
これを5秒で暗算するには以下の手順で行います。
①まず足して十を超えるかどうか判断する。
②一の位の数をそのまま一の位に書く。
③十の位の数に1を足して、百の位に書く。
④十の位と一の位の数を足し算し、答えの一の位だけを十の位に書く。
先ほどと少し手順が違いますね。
最初に一の位と十の位を足して10以上になるかどうかを判断します。
この結果、足して10以上になると分かったら、すぐに1を足すと考えることができます。
これは、「9?+9?」という計算だったとしても、足した答えは「18」なので、「1」以上の数字を足すことはあり得ないため、「すぐに1を足す」と考えることができるということです。
このように、2つの方法を覚えて使い分けることができれば、11の段の掛け算は3秒で計算できるようになるはずです!
九九を覚えたら次にやってみてください。
ちなみに、こちらの記事で九九を12~19の段まで暗記する方法をご紹介しています。
2桁の掛け算スピード上げる方法|19の段まで九九を覚える覚え方 - 都立中高一貫校のはてなブログ
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