東京の公立中高一貫校、東京都立南多摩中等教育学校の難関国公立大学合格実績のデータをまとめてみました。
データは2022年(令和4年度)の最新のものです。
すべての国公立大学の合格者を記載しているわけではなく、主に関東の大学を中心に私が主観的に抜粋した大学のみ表記していますのでご了承ください。
目次
2021年 2022年 都立南多摩の国公立大学合格者数
都立南多摩中等の難関国公立大学合格 分析
合格者数は、独自の基準で選定した難関国公立大学と、その他の国公立大学に分けて集計しています。
難関国公立大に2021年は23名の合格者でしたが、2022年は11名増となる34名の合格者数となりました。約1.5倍の数字です。
その他の国公立大学合格者数は減少したものの、国公立大学全体としては4名増となる61名となっています。
ここ5年間で毎年合格者を出していた東京大学には、2021年は合格者ゼロでしたが、2022年は3名と回復しました。
一橋大学への合格者数7名はここ5年で最大、横浜国立大への合格者数5名もここ5年で最大、千葉大の4名、筑波大の3名、京都大の3名も過去5年間で最大となっています。
ちなみに、表には記載していませんが、2022年の国公立大学への現役合格者数は60名、2021年は56名でした。
2年連続、既卒生の合格者数は1名ということになります。
現役志向が高まっていると言えそうですね。
一方、これも表には記載しませんでしたが、その他の有名国公立大学への2022年の主な合格者数をあげておきます。
東京都立大学に8名
東京学芸大学に2名
東京農工大学に3名
また、医学部系の学部への合格者数は4名となっています。
信州大医学部 1名
筑波大医学部 1名
北海道大医学部 1名
千葉大薬学部 1名
南多摩中等の1学年の生徒数は約160名ですので、そのうち、34名が難関国公立大学へ合格すると仮定すると、単純計算で約20%の生徒があてはまるという計算になります。
国公立大学への合格者は61名なので、約40%の生徒があてはまるということになりますね。
また、南多摩が発表している経営シート記載されている目標数値として、「難関国公立大合格者数目標:13名」と書かれています。
南多摩が指定している難関国公立大とはどこの大学なのかが明記されておらず、過去の実績をみてもぴったりと当てはまる数字がないので毎年その基準は見直されているようです。
仮に、東京大学、京都大学、一橋大学、東京工業大を難関国立大と仮定すると、この目標からすると2022年の結果は15名だったことになるので、目標達成ということになります。
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