東京都の公立中高一貫校11校について、2022年の国公立大学合格者数の比較し、グラフ化とランキング化をしてみました。
同じ東京都の公立中高一貫校でも、国公立大学への合格者数にはかなり違いがあります。
また、生徒数自体もかなり違っているので、合格者数が多いというだけで一概に比較することはできず、合格者数を生徒数で割った、合格率によって比較する方がデータとして良いかと思いましたので、やってみました。
なお、合格者数は現役、既卒生を含んでいます。
生徒数については推測による概算での数字になりますのでご容赦ください。
目次
2022年 東京都公立中高一貫校 国公立大 合格者数
まず、東京都に存在する公立中高一貫校は全部で11校です。
その内、都立中が10校(小石川、武蔵、両国、立川国際、白鴎、桜修館、南多摩、三鷹、富士、大泉)、千代田区立中が1校(九段)となっています。
これらの学校の個別の国公立大合格者数を表しているのが上記の円グラフです。
1位は小石川で、あと一人で大台の100に届く99名でした。
2位は武蔵で88名、
3位は両国で79名でした。
続いて、4位が立川国際で68名、5位が白鴎で65名、6位が桜修館で62名、7位が南多摩で61名、8位が三鷹で57名でした。
そして、9位が富士で47名、大泉が10位で43名、11が九段で41名でした。
単純な人数比較だとこのような順位となりましたが、冒頭に話した通り、これを生徒数で割ることで、その学校の生徒のうちどれくらいの生徒が国公立大学へ合格しているのか、その「合格率」を比較してみたいと思います。
2022年 東京都公立中高一貫校 国公立大 合格率
各学校の3年生1学年の生徒数は概算で以下の通りです。
160名の学校 … 小石川、立川国際、桜修館、南多摩、三鷹、九段
180名の学校 … 武蔵、両国、富士、大泉
240名の学校 … 白鴎
この生徒数で先ほどの合格者数を割ってみたのが上記の棒グラフです。
こちらのグラフを見てみると、1位の小石川の61.9%という合格率が頭一つ飛び抜けているのが分かります。
2位の武蔵が48.9%です。生徒の約半数が国公立大学へ合格するようです。
続いて、3位が両国で43.9%、4位が立川国際で42.5%です。
ここまでは先ほどの合格者数の順位と変わりはなかったのですが、5位以降は順位に違いがあります。
5位は桜修館で38.8%、6位は僅差で南多摩で38.1%、7位は三鷹で35.6%、そして8位に白鴎が27.1%となっています。
合格者数で5位だった白鴎ですが、生徒数自体が群を抜いて多い学校なので、合格率でみると下がってしまいます。
そして9位は富士で26.1%、10位は九段で25.6%、11位は大泉で23.9%です。
九段は大泉と比較して生徒数が少ないので、合格率では上回る結果となっています。
2022年 東京都公立中高一貫校 国公立大 合格者数 合格率 まとめ
以上、東京都の公立中高一貫校の国公立大学への合格者数と合格率についてまとめてみました。