公立中高一貫校のはてなブログ

このブログは、全国の公立中高一貫校の受検について考察するブログです。 受検倍率や大学合格実績のデータ収集、適性検査問題の分析、受検勉強法、教材(進研ゼミ、Z会、ブンブンどりむ)や塾(ena、日能研、栄光ゼミ)の体験談口コミを紹介しています。 2019年に都立中高一貫校に合格しました。

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都立中併願可!適性検査型入試 特待制度あり 私立中高一貫紹介 ③江戸川学園取手

都立中高一貫校に絞って入試対策策をしていると、私立の中高一貫校の併願を諦めていませんか?

 

東京都の公立中高一貫校と同じく、適性検査型の入試を行っている中高一貫校は増えてきており、しかも、頑張れば学費も相当抑えられる特待生制度を導入している学校もあります。

 

その中で、偏差値が都立中高一貫校と同レベルの偏差値の学校を調べてみました。

 

今回は、その中から、江戸川学園取手中学校・高等学校をご紹介します。

 

 

目次

江戸川学園取手中学校の学校情報

住所 〒302-0025  茨城県取手市西1-37-1
電話 TEL 0297-74-0111
アクセス

・常磐線「取手駅」西口より徒歩25分
・常磐線「取手駅」西口よりバス5分

・「取手駅」西口出口より [江戸川学園・中央タウン]行バス乗車

・常総線「寺原駅」より徒歩25分
・TX線「守谷駅」西口よりスクールバス20分

沿革

1978年に江戸川学園取手高等学校として設立

生徒数

男子:179名 女子:143名(一学年)

 

江戸川学園取手の偏差値

江戸川学園取手の偏差値は、首都圏模試によると、66~69、となっていることが多いです。

ただし、のちに紹介する特待生入学を考えると、これよりも高い偏差値が必要となります。

偏差値はその時によって変化するので一概には言えませんが、目安としてお考え下さい。

都立中高一貫校の中では、小石川、両国、武蔵と同じくらいの偏差値の学校になります。

 

都立中高一貫校偏差値ランキング2021年9月版 男女別 首都圏模試より - 都立中高一貫校のはてなブログ

 

江戸川学園取手の国公立大学合格実績

年度 2021年 2020年 2019年 2018年 2017年
東京大学     5     1     5     7     5
京都大学     0     1     1     0     1
一橋大学     0     0     1     1     1
東京工業大学     4     1     4     7     1
その他国公立大    104    73   100    99      106 
国公立大合計    113    76   111     114      114

 

集計した数字には既卒生を含んでいますのでご注意ください。

国公立大学には大学校は含んでいません。

 

この5年間、国公立大学への合格者数は110名前後で横ばいとなっています。

2021年の都立中高一貫校の国公立大学合格者数で最も多かったのが武蔵の103名だったのでそれを上回っています。

 

ただし、生徒数が江戸川学園取手の方がかなり多いので、合格率で比較してみると、江戸川学園取手の国公立大学合格率が35%で、都立中高一貫校全体の合格率平均が36.7%だったので、都立中高一貫校の中堅レベルと同じくらいだと言えそうです。

 

また、難関国立大学(東京大学、京都大学、一橋大学、東京工業大学)への合格者数が10名以上をコンスタントに輩出しており、2021年の成績を都立と比較すると、両国、富士、白鴎、南多摩、九段を上回っています。

 

都立中 2017年~2021年 国公立大合格者数 グラフ分析から考察レポート①

都立中 2017年~2021年 国公立大合格率 グラフ分析から考察レポート②

 

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江戸川学園取手の学費

入学から中学卒業までの3年間でかかる学費の概算です。

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その他には、施設維持費等が含まれているとのことですが、おそらくこれ以外にもかかってくる費用はあると思いますので、あくまで参考にしてください。

 

都立中高一貫校では、3年間で70万~90万と言われているので、約2倍くらいの費用がかかることになります。

 

都立中高一貫校の学費 公立中 私立中との比較表 3年間で70万~90万円 授業料 教材費 積立金は?

 

江戸川学園取手の特待生制度

各入試回ごとに成績上位者の中から数名が特待生として合格となります。

 

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A特待であれば、中学3年間でおよそ800,000円となり、都立中高一貫校の学費とほぼほぼ同じくらいの学費となります。

 

ただし、特待生は入学時だけでなく、毎年更新されるので、常に成績を維持しなければなりません。

 

このA特待を維持するのが現実的かどうかは別として、制度的には都立中高一貫校と同じくらいの学費で通うことは可能ということとなりますね。

 

江戸川学園取手の入試データ

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適性検査は、適性検査A、適性検査B、英語、集団面接の4科目です。

英語と面接は都立中高一貫校にはない科目になるため、特別に対策が必要となります。

 

第2回入試については、適性検査型ではない受験生も含めて60名の募集となります。

昨年は実際には20名の合格だったようです。

 

倍率については、適性検査型以外の受験生も含めてのデータしか取れなかったため概算です。

ただ、特待生としての入学を目指すなら、この倍率はあまり意味がないですね。

 

2021年都立中高一貫校の一般募集受検倍率一覧 昨年比較表 男女別 学校別

 

江戸川学園取手の都立併願について

国公立大学への合格者数と偏差値から推測するに、学力的には都立中高一貫校の上位校の併願先として十分検討できるかと思います。

 

ただ、英語や面接という都立中高一貫校の受検にはない科目があること、そして茨城県という立地がネックになってきます。

 

個別の受検対策が必要になってい来るのではないかということと、東京都から6年間通い続けることができるかということが、懸念点だと思われます。

 

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