都立中高一貫校受検塾の大手、ena(エナ)の後期日曜特訓を受講してみたので、実際に体験してみた感想をレポートします。
日曜特訓の効果的な活用方法や、enaには通わなくても日曜特訓だけはいった方が良い、という記事を書きました。
数年前の記事なので、2023年時点で再び受講してみたので最新の内容に更新してお伝えしたいと思います。
目次
学校別で校舎分かれているが・・・
数年ぶりに受講してみて分かったのですが、受検校別に受講する校舎が分かれていても、実は出題される問題は同じでした。
全く同じではないのですが、以下のような感じです。
例えば、適性検査Ⅱの大問1と3は、数年前の武蔵コースと、今年の両国コースでは同じ問題が使われている、という感じです。※身バレ防止のため、あくまでイメージ例です。
都立中高一貫校の問題は、出題の「形式」には学校ごとに差や特徴がありますが、出題の「内容」そのものには差はほとんどありません。
そのため、小石川の出題形式で出された理科の分野の問題が、大泉の出題形式で数年後に出題される、といったことがあるため、受検校以外の学校の過去問を解く意味があるので、日曜特訓でも学校ごとに大きく問題は変えておらず、大問の1つだけ変える、という感じのようです。
解説授業と映像授業でW受講できる
校舎での授業とは別に、その回の映像授業を見ることができます。
映像授業を見るにはパスワードが必要なので、受講者しか見れないようになっています。
映像授業は、本部の先生が解説しているものになるので、自分の受講した校舎で聞いた解説授業とは若干違うことを説明している部分もあります。
そのため、間違えた問題で、校舎の解説授業では理解が不足していると思ったところがあれば、帰宅後に映像授業をみて追加で復習をすることもできます。
いわば、解説授業と映像授業のW受講が可能ということです。
広告
問題の難易度は高め
数年前より適性検査自体の難易度が上がっているため、日曜特訓の問題についても難易度が上がっていました。
適Ⅲで30点くらいしか取れなかった回があるのですが、それでもその適Ⅲの成績は校舎内偏差値50を超えていたので、かなり難しくてほとんどの子が解けない問題があったようです。
そこまで難しい問題を作らなくても、と思うのですが、匙加減が難しいんでしょうね。
まあ実際、昨年の両国の適Ⅲの大問3は、難問過ぎて正答率がかなり低かったようなので、解けるかどうかは別として、本番を想定した練習という意味では正しいのかもしれません。
成績表の返却は無し
数年前の日曜特訓では、校舎ごとに自分の成績順位や偏差値、校舎内の得点分布などを成績表として返却してくれたのですが、今はそれはやっていないそうです。
代わりに、申込校舎(日特会場となる校舎ではなく、普段通っている校舎)の先生に問い合わせれば偏差値などは教えてくれるというシステムになっていました。
enaの生徒であればこのシステムでもさほど問題はないのかもしれませんが、外部生だと、わざわざ校舎に問い合わせしないといけないので、ちょっと面倒に思います。
以上、2023年時点でのena日曜特訓を受講してみた感想です。