東京都教育委員会は、日本マイクロソフト「office365」を利用したオンライン学習支援サービスを全都立学校に早期に導入すると発表しました。
これまでは、ICTパイロット校として、一部の都立学校に先行してハード、ソフト両面のICT環境整備を進めてきていました。
この取り組みは、2020年(令和2年)11月から全都立学校に導入する予定で進められてきていましたが、新型コロナウイルス感染症による休校の長期化をうけ、大幅に導入を前倒しするそうです。
目途としては、5月中旬からということでしたので、すでにどこかの学校では導入されているかもしれません。
目次
Office365を利用した学習とは
マイクロソフトが提供するOffice365には、以下のようなサービスがあります。
・Microsoft Teams:課題の配信、提出物・評価管理、Web会議等
・Microsoft OneDrive:オンラインストレージ
・Microsoft OneNote:共有や共同編集等が可能なデジタルノート
これらのサービスを使って具体的には、以下のような取り組みを行うとのことです。
①児童・生徒への課題の配信、回収
②学級会活動やホーム・ルーム活動の実施
③双方向による個別・集団による学習指導の実施
これ以外にもやれることはたくさんありますが、あとは使う側の問題、つまり、各学校とその教師によるということになるため、使いこなす学校と、そうでない学校とで差が出てくると思われます。
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Classiはどうなってしまうのか
現状、多くの学校で導入されているのは、ベネッセとソフトバンクが展開するサービス「Classi」です。
ただ、この休校期間中、ログインできない、使いにくいなどかなりの数の不評が聞こえてきていました。
Office365が導入されるとなると、ほぼ同じ機能と言ってもいいClassiは不要になると思われます。
東京都としては、ClassiからOffice365へ切り替えるという方針だということではないでしょうか。
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