都立や公立中高一貫校の受検は、高倍率な上に2月3日の一発勝負なので100か0かの博打のようなものです。
落ちたときのすべり止めで私立を受験したいけど、適性検査の対策しかしておらず、私立受験の勉強を並行して行うなんて無理。
そもそも、私立に入学させるのは費用的にも負担だし、6年間通える中高一貫校がいいし、、、
いろいろと考えて都立や公立中高一貫校の受検1本に絞っている方に、併願におススメな学校をまとめてみたのでご紹介します。
目次
併願校選びのポイント
併願校を選ぶ際のポイントとしては、以下の3点にしました。
①中高一貫校
②試験は適性検査型
③特待生制度がある
譲れないポイントは人それぞれだと思いますが、うちは併願するならこの3点は譲れないかなと思いました。
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適性検査型・特待生度のある私立中高一貫校
これらすべてを満たす私立中学校で、とくに東京都立中高一貫校受検の併願校として考えられる学校をピックアップしました。
学校名 区分 偏差値
玉川聖学院中等部・高等部 女子 37
上野学園中学校・高等学校 共学 32
郁文館中学校・高等学校 共学 43
京華中学・高等学校 男子 39
佼成学園中学校・高等学校 男子 47
聖学院中学校・高等学校 男子 42
女子校、男子校、共学それぞれ選んでみました。
偏差値については、思ったよりも低いというのが率直な印象です。
いずれの学校も、都立中高一貫校の受検生を意識しているとみられますが、偏差値的にはかなり差があります。
こうなると、合格したとしても都立中高一貫校を目指していた子はほとんど入学しないのかもしれません。
ちなみに上野学園中学校などは、HPの入試概要に、
公立一貫校で実施される「適性検査」型の入試問題です。公立一貫校を目標とする勉強を十分に活かして入試に臨んでいただけます。適性Ⅰ・Ⅲについては、都立白鷗高等学校の入試問題を意識した問題傾向です。
と記載しています。
もはや、都立中高一貫校の受検練習校という立ち位置を自ら積極的にアピールしているところもあり、実際に入学してもらえたらラッキー、くらいに考えているのかもしれませんね。
実際、わが子の受検のときも塾から、都立中高一貫校の受検前のお試し、練習台としての受験を進められました。
というわけで、併願校を探すつもりでしたが、実際には併願校としてはちょっと物足りないという結果となりました。
都立や公立中高一貫校を本命校として受検対策を立てる場合は、今のところは一本道だということかと思います。
2022年入試版 適性検査型・特待生度のある私立中高一貫校
2021年10月2日追記
さらに調査をした結果、都立中高一貫校の併願と成り得る、高偏差値の私立中高一貫校を発見しました。
いずれも偏差値60以上で、特待制度があり、もちろん適性検査型入試です。
大学合格実績、学費、入試データなど、学校ごとに詳細をまとめていますので、併願校をお探しの方の参考になれば幸いです。
③江戸川学園取手 都立中併願可!適性検査型入試 特待制度あり
以下、私立との併願を考える際の参考記事です。
都立中高一貫校の学費 公立中 私立中との比較表 3年間で70万~90万円 授業料 教材費 積立金は? - 都立中高一貫校のはてなブログ
特待生制度のある私立中高一貫校を併願する方法。奨学金との違い。いつから準備すればいいの? - 都立中高一貫校のはてなブログ