2021年2月9日(火)に都立中高一貫校の受検合格者が発表されました。
それを受けて塾ごとの合格者も発表されていますのでご紹介します。
難関私立向け進学塾の最大手、SAPIX(サピックス)の合格者数を見ていきます
目次
SAPIX 2021年都立中 学校別合格者数
学校名 | 2021年 | 2020年 | 2019年 |
---|---|---|---|
小石川 | 35 | 32 | 37 |
白鴎 | 2 | 1 | 3 |
両国 | 3 | 4 | 2 |
桜修館 | 8 | 11 | 5 |
富士 | 2 | 2 | 2 |
大泉 | 3 | 3 | 3 |
南多摩 | 0 | 0 | 0 |
立川国際 | 0 | 1 | 1 |
武蔵 | 8 | 1 | 4 |
三鷹 | 9 | 5 | 1 |
九段 | 7 | 11 | 7 |
合計 | 77 | 71 | 65 |
合格者数は、2021年2月13日の時点でホームページに公開されている合格者数です。
この3か年で最大となる、77名となりました。
2020年と2019年は、2月9日時点の数字だった(はず)ので、完全に比較できていないことをご了承ください。
一応、サピックスの合格者数のカウントの基準を書いておきます。
サピックスは、内部生として2021年1月まで通塾していた生徒のみを合格実績としています。
以前通っていた子などは実績にカウントされません。
合格者の学校別内訳をみてみると、小石川が35名で最大となっています。都立中高一貫校の中では頭一つ抜きんでた偏差値の小石川の合格者数が多いというのは、サピックスのレベルの高さをそのまま示しているということだと思います。
おそらく、この35名のうち、ほとんどの子は小石川が第一志望ではないでしょう。
武蔵が昨年の1名から8名と大幅増になっているのは、おそらく募集人員自体が増えたことが影響していると思います。
三鷹も9名に増えていますが、一昨年は1名だったので、ここはサピックス生の中で併願校の一つとして認知されつつあるということかもしれません。
一方、偏差値的には都立中高一貫校の中では上位に入る両国ですが、ここ数年ほとんど合格者が変わっていません。
サピックス生にとって、両国は併願校にはならないようです。これは、サピックス校舎の立地が、両国の校区内には存在しないことが大きく影響していると思われます。
同じ理由で、立川国際、南多摩の合格者数が少ないのも、そもそも受検している生徒がいないか、いても数名しかいないからだと思われます。
サピックスが2020年に新しく開校した校舎は白金台校のみで、都立中高一貫校の立地とはほぼ無関係と思われますので、やはりサピックスは都立中高一貫校については相手にしていないということだと思われます。
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