お手伝いの掃除機がけからプログラミング的思考について考えました。
目次
掃除機がけを効率よく行うには?
我が家では家事のいくつかを子どもたちにお手伝いしてもらっています。
上の子はお風呂洗い、下の子は掃除機がけです。
下の子の掃除機がけは、けっこう適当で、よく見ていないと部屋の隅をちゃんと吸えていないし、同じところを何度もかけている一方で、一度も吸えていないところがあったりします。
そんな調子なので、私がやれば5分で終わるところが倍以上の時間がかかっていることもあり、何とも非効率なことこの上ない状態。
そのくせ終わったら「やったぞ」というドヤ顔をしてくるので、何とかならんものかと思っていました。
そんなとき、たまたま下の子が学校の総合的な学習の時間で見たという「テキシコー」なる動画を見たところ、掃除機がけの改善につながるヒントを発見しました。
掃除はダンドリオンのように
「テキシコー」はEテレの10分番組で、小学校での教育が必修化した「プログラミング」を学べる教育番組です。
この番組の1コーナーで、「効率第一、ダンドリオン」というお話があります。
そこでは、かわいらしい小人たちが、いかに効率的にミッションを達成するかということに取り組み、その考え方を学ぶという内容になっています。
この小人たちのお話が面白くて、下の子もセリフや行動を真似するようになったので、これを掃除機がけのやり方に取り入れれば、楽しみながら「効率的に行動するという考え方」が身につくのではと考えました。
というわけで「掃除はダンドリオンのように」を合言葉にやらせると、ちゃんと部屋の端から順に隅々まで掃除機をかけてくれるようになりました。
ありがとう、ダンドリオン!
というわけで、それからしばらく我が家ではテキシコーとダンドリオンがブームになっていました。
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プログラミング的思考とは
テキシコーは、小学生にもわかりやすくプログラミングの基礎について学べる番組です。
小学校で学ぶプログラミングは、パソコンを使ってプログラムを組んでいくというプログラミングそのものを行うのではなく、プログラミングに必要な「論理的に物事を考え、意図したとおりの結果を導き出すための思考力」を養うことが目的となっています。
そのため、「テキシコー」とは「プログラミング的思考を獲得すること」を目的として製作されており、小難しい話は一切登場せず、気軽に楽しみながら見られる番組になっています。
動画でも紹介されていますが、プログラミング的思考のポイントは5つ。
①小さく分けて考える(分解)
②手順の組み合わせを考える(組み合わせ)
③パターンを見つける(一般化)
④大事なものだけ抜き出して考える(抽象化)
⑤頭の中で手順をたどる(シュミレーション)
これらプログラミング的思考のポイントが身についていれば、掃除のしかたに限らず、日常の何気ない行動一つでも効率よく行動するにはどうすればいいのか、ということを考える思考力が自然と磨かれていくのではないでしょうか。
ちなみに「テキシコー」は、テレビでの放送だけでなく、以下のサイトでいつでも無料で見られるようになっているので、プログラミング的思考に興味のある方はおススメです。