東京都の公立中高一貫校の2023年受検の塾別合格者数の比較表を更新しました。
進研ゼミ、Z会、四谷大塚の合格者数を追記しています。
これで調査している11社すべての合格者数が出そろいました。
Z会は、enaに次ぐ2番手の合格者数ということになっていますが、実際のところ、この両者の合格者数は重複してカウントされてしまっている子がかなり含まれているのではないかと推測されます。
そもそも、すべての塾、通信講座の合格者数を合計すると、都立中高一貫校定員数をはるかに超える数になります。
1736名の定員に対して、2288名の合格者数です。
その差、552名。
1人で2つ、3つの塾、通信講座の合格者数にカウントされてしまっている人もいるでしょうが、それでも異常な数だと思います。
いかに都立中高一貫校の受検が特殊な中学受験なのかということの証左かなと思います。
また、Z会、進研ゼミという通信講座が揃って合格者数を右肩下がりで年々落としていっている一方、難関私立中受験最大手のSAPIXが右肩上がりで実績を伸ばしてきていることは、都立中高一貫校受検の実質的な難化が進み、特殊な対策なしでは合格できない受検になってきていることの実態を示しているのではないかと思います。